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Jan 24,2019

『メルボルン案内』の旅8

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メルボルン旅8日目。
毎朝7時に起きてドリルや問題集を1時間程度やるという、
旅行前にわたしが立てた勉強スケジュールを
日によって機嫌の波はありつつも休まずこなした娘。
この旅だけでなく普段も、大前提としてわたしには朝寝坊が許されなくなったわけですが、
娘の勉強のためにそれは仕方がないと腹をくくっています。
が、ときどき「お母さんが寝ていても自分で起きて朝勉強をする小学生」の
エピソードが耳に入ってくることがあり、本当にそんな子が実在するのか......と遠い目に。
この先受験勉強が本格化していっても、うちにはそうした突然変異は起こらなさそうなので、
わたしはこれまでよりさらに気持ちを引き締めて自分の体調管理と体力づくりに励み、
娘の勉強をサポートする体制を万全にしておかなければなりません。
人生いくつになっても、常に課題は現れるものですね。

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勉強が終わったら8時半に朝食。今回メルボルンで食べたあらゆるフルーツのなかで
わたしと娘にとっての文句なしの1位は、マンゴー。
ちょうど旬だったのでしょう、市場だけでなくオーガニックスーパーなどでも
2個で5ドル(400円)くらいで、しかもどこで買ってもハズレなし。
なので見つけたら買う、という勢いで食べ続けていました。

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9時半にホテルを出発し、目の前の停留所から86番トラムに乗ってやってきたのは、
ノースコートというエリア。前日の午後を過ごしたフィッツロイ&コリンウッドを通り過ぎて
そのまま北上したところにあり、クリエイターが多く暮らす街として注目されています。

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まずはここにいかなくちゃ、とやってきたのは「Terra Madre(テラマドレ)」
オリジナルのオーガニック食品、化粧品、洗剤などを手頃な価格で取り揃えた
大人気のスーパーマーケット。あまりにお買い物が楽しくて、前回の取材のときも
わたしと安彦さんはここで爆買い(笑)した思い出があります。

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間口は狭くて奥に長い、入り組んだ構造の店内なのですが、
それが宝探しのようでまた楽しいのです。
朝からどんどんやってくるご近所の住人らしき人たちが、みんなおしゃれで素敵。
夫も「この店のお客さんたちは絵に描きたい人がいっぱいで困った」と言っていました。

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シリアルやナッツなどをバルク(量り売り)で販売する店は多いですが、
ここはオーガニックチョコレートまでバルクで買えます。
試しにアーモンド入りのオーガニックダークチョコレートを買ってみたら
本当においしかった......あれを買うためだけにまた行きたいくらい(笑)。

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ハーブティーも豊富で、しかも価格が他の店に比べて安いのです。
大好きなpukkaのハーブティー(→ BLOG )もいっぱいあったので
4種類も買ってきました。これも体調管理のお守りです。

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前回の取材時にオリジナルソープを各種、おみやげに買って行ったら、
夫と娘がとても気に入っていたので、また買い足し。
娘が1個1個香りをかぎながら選びました。

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またこんなに買い込んで......と思いながらレジに行くと、たまたま日本人スタッフの方が。
テラマドレで採用された初の日本人だというカズヨさんという女性でした。
取材のときに対応してくれたスタッフがいないなぁと思っていたので、
これはちょうどいい!と本を渡したところ......

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マネージャーを呼んでくれて、一緒に見て喜んでくれました。
よかったぁ。やっぱりここは楽しく過ごせるお店だわと確信しながら
家族全員いい気分で店を出てきました。

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ノースコートはフィッツロイやコリンウッドよりさらに好みの店が立ち並ぶ商店街で、
ゆっくり見て歩きたいのですが、この日はお尻が決まっていて意外と時間がありません。
レコ屋マップを握りしめている夫とまた別行動することにして、
わたしと娘は待ち合わせの時間まで束の間のブラブラ歩き。

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そして約束の12時、待ち合わせの店にやってきました。
『メルボルン案内 たとえば、こんな歩きかた』のノースコートのページの
扉の写真に写り込んでいる人気カフェ「BARRY」です。

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夫が少し遅れるというので(やっぱり)、先にオーダーすることに。
娘はキッズメニューのパンケーキに即決。

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他にはTODAY'S SPECIALの黒板から、ケールを練りこんだフリット(パンケーキ風)の上に
ポーチドエッグとサラダとアボカドがどっさり盛られた一皿と、
イカのフリッターに付け合わせのパン。なかでもケールのフリットを食べたときは
「なにこれ、こんなの食べたことない!」と目を見開いてしまったほどおいしかったです。
食後に焼き菓子を2つとコーヒーをいただいたらやっぱりおいしくて、
次に来たらもっといろんなメニューに挑戦してみたいと思いました。

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そしてこの店にも日本人の女性バリスタさんが。わたしたちが店を出てきた時
ちょうどテラス席で休憩されていたので声をかけて、本を見せながら少しおしゃべり。

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もっとノースコートをブラブラしたいと後ろ髪を引かれつつも、
決めた時間にCBDに戻らなければならなかったのは、ミュージカルを観るため。
『SCHOOL OF ROCK』は、同名の大ヒット映画が原作で、
昨年までEテレで放映されていたドラマに娘がどっぷりハマっていたのですが
ドラマが終わって残念がっていた矢先、ちょうどメルボルンのHER MAJESTY'S THEATREで
ミュージカルを上演中らしいとの情報を夫が出発前に入手。
到着した日に劇場のBOX OFFICEでチケットを購入しました。
ちなみにホテルと劇場の距離は歩いてほんの2、3分。
うん、やっぱりこうして振り返ってみるとあのホテルの立地は最高だったな。

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ミュージカルは大盛り上がり!小学校が舞台のコメディなので
出演者も観客も娘と同年代の子たちばかりで楽しかった!
観客側の笑いも拍手もダイナミックで、ノリノリの3時間でした。

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グッズのTシャツを自分と学校のお友達の分までおそろいで買えて大満足。

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よき音楽仲間でもあるこの父娘。ロゴ入りのドラムスティックまでおねだりして
見事にゲットし、この表情です(笑)。

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夕食は前日にカールトンで仕入れたパテなどをつまみながらこんな感じ。
翌日は最終日で外食の予定なので、ホテルでの夕食はこれが最後です。

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偶然にもミュージカルを観た夜に、テレビでは『サウンド・オブ・ミュージック』が
放送されていて、娘は夢中で見入っていました。わたしも数年ぶりに観ましたが
これは本当に名作ですよね。当然吹き替えや字幕がないので、
わたしはストーリーを説明してあげながら、ぼちぼちと帰りの荷造りを始めました。

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Author : Nao Ogawa