Jan 28,2019

『メルボルン案内』の旅9

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メルボルン旅2018、いよいよ最終日の日記です!

ラストの朝食はカフェで、しかも食べるメニューまで決めていましたが、
40代女子は紅茶だけで出かけられても、男子と小学生は朝ごはん抜きなんてありえない、
なので、甘いパンとフルーツをちょこっとつまんでから出発。

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ずっとお天気に恵まれていましたが、この日だけはあいにくの雨。
でもギリギリ傘をさすかささないか、という程度の降りで、予定を変えるほどではありません。
というわけで86番トラムに乗って向かったのはコリンウッドの住宅街。

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少し降りが強くなり、娘が傘をさしたら、合羽として着たウィンドブレーカーも含めて
まるで信号機girl! これだけ目立ったら迷子になる心配もなさそうです(笑)。
さて、わたしは『メルボルン案内 たとえば、こんな歩きかた』の表紙帯にも掲載した
「South of Johnston(サウスオブジョンストン)」のパンケーキにまっしぐら!のはずが、
ガーン......し、しまっている!!! もちろん事前にGoogle mapの店情報で
「営業中」との文字を確認していたし、facebookやinstagramもチェックしてはいましたが、
とくにクリスマス時期の営業スケジュールには触れられておらず、まさかの空振り。
時期が時期だけに22日ごろからお店は長い休暇に入ったようです(ドアに張り紙あり)。
あぁ、あのイチゴとマスカルポーネのピスタチオのパンケーキが食べられないなんて......
がっくりと肩を落としてうなだれるわたしを、
あの感動的な一皿を知らない2人はおかしそうに眺めていました。
しかも、ここに照準を合わせてホテルであまり食べなかっただけに、いきなり空腹が本格化。
急いで気持ちを切り替えて、すぐにトラムで別のエリアに行くことに。

そうそう、この日は最終日につき、ICカードのMykiのチャージにけっこう気を遣ったっけ。
というのも、Mykiには4年間という有効期限があり、
わたしたちのMykiは最初の旅行で購入したものなので、来月には期限が切れてしまうのです。
残額を払い戻すことはできないため、できるだけ使い切らないと損をしてしまう、
かといって残額不足で乗ったりしたらまた捕まってしまう
(Mykiの不正乗車にまつわるわたしの冷や汗騒動については本のp37をごらんください)。
なのでトラムに乗るたびに残額を確認し、
ちょこちょこと細かい額をチャージすることにしていました。

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さて、コリンウッドからCBDをはさんで対角に位置するエリアでトラムを降り、
やってきたのは、いよいよ真打ち登場!の超有名&大人気カフェ「ST.ALi(セントアリ)」
日曜のブランチなんて混んでそうだなぁと思っていたらやっぱり満席、でしたが
回転もいいので待ち時間は5分くらいで席を用意してもらえました。

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待っている間に、お店の方(オーナーさんだったようです)に取材のことを伝えて本を渡すと、
ラテアートの世界チャンピオンとして店の看板を張る日本人の深山さんを呼んでくれました。
実は本の取材のとき彼は不在だったので、この日がはじめまして。
本のなかのラテの写真を見て「ぼくがつくりたかったなぁ」と残念がってくれました。

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そしてオーダー。フードメニューも充実していて、しかもおいしいのです。
お腹が空いているから1人1品ずつ注文してシェアすることに。

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コーンのフリッターと、dirty eggsという卵づくしのメニュー
(どんな料理という形容が難しいのですが濃厚でとってもおいしかった)と、
スタンダードなパンケーキ、ラテ2つとレモンスカッシュ。
どれほど有名だろうと、やっぱりこの店抜きにメルボルンのカフェは語れません。
店内にうずまくエネルギーも、フードのクオリティもスタッフのサービスも、
高い期待をけっして裏切らない、王者の風格すら漂う店。
BRUTUS最新号のカフェ特集の表紙にも納得!ですよ。

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しあわせに満たされたお腹をさすりながらセントアリを出て、数分歩いたら
わが愛しの「South Melbourne Market」にやってきました。
数日前、ここのぬいぐるみやさんがいたく気に入ってしまった娘が
もう1人のお友達を選ぶことに。店主の女性が勧めてくれた人形がかわいくて、
わたしはそれがいいんじゃない?と思いましたが、娘はもう少し大きい、
気になる子がいて、どっちを選ぼうか迷って迷って迷って......決められない(笑)。

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「じゃあママに2つ買ってもらいなさいよ」とけしかけてくる女性店主。
わたしはすかさず「2つはナシ、1つ!」と言い、娘がますます悩むため、
店主が「じゃあわたしが決めてあげるわ」とぬいぐるみを2つ背中に隠して
何度か持ち変えるジェスチャーをした後に、右?左?と聞いてきました。
娘が左、というと、目の前に現れたのはわたしと店主おすすめの方。
それを見てあきらかにガックリする様子を見て、逆の方(娘が気になってた方)を
差し出して「本当はこっちよ。決まったわね」とニッコリ。
他にお客さんがいなかったせいもあり、こんな楽しいお買い物ができたのでした。

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「Agathe」にはまた行列ができていましたが、早朝出発となる翌朝、
ちょっとだけお腹に入れるパンがあった方が安心なので、デニッシュを買うことに。

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市場の向かいに前回の旅でも楽しくお買い物した「Chef's Hat」という
調理道具専門店があり(→ BLOG )、
とくにお目当はないけれどなつかしくなってしばらくそこもブラブラ。
もうそろそろいこうか、悔いはないね、と確認しあってから、
バイバイ、サウスメルボルン。

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CBDに戻り、有名なカフェ通りのデグレーブスストリートを歩きます。

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このレーンウェイ(路地裏)の中ほどに、本に掲載した
「The Organic Food & Wine Deli(オーガニックフード&ワインデリ)」があります。
空間はこぢんまりとしていますが、冷蔵ケースにはヴィーガンやグルテンフリーの
デリフードが豊富に並んでいて、ランチや間食のテイクアウェイにも便利な店。
我々はお腹がいっぱいなので、ドリンクだけ買ってちょっと休憩することに。

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店内の細いカウンターと、レーンウェイの店の前に置かれたパラソルとベンチに
座ることもできます。メルボルンのカフェ通りの象徴ともいえるこの場所から
街の風景を最後に胸に焼きつけて。

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「The Organic Food & Wine Deli」から数軒フリンダースストリート駅よりにあるのは
おしゃれなギフトショップ「Clementine's(クレメンタインズ)」

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本の取材の日にとても親切に対応していただいた女性オーナーさんは
この日はお母さまの誕生日に出かけているとのことで、
男性スタッフがお留守番をしていました(もしかして旦那さま?それとも友人?)。
本を見せたら「うわぁ、いいね!」。そして
「ぼくも今、日本語を勉強中なんだよ。ドウゾヨロシクオネガイシマース!」。
その後「ドウゾヨロシクオネガイシマス、ってどういう意味だっけ? Thank you?」と尋ねられ、
「うーん、Nice to meet you かな」と答えましたが、それでよかったかしらん。
さておき、このお店はセレクトセンスがとてもよくて、
わたしは最終日でちょっと感傷的だったこともあり、コーヒー柄のトートバッグを衝動買い。
男性は「本のお礼だよ」とちょっぴりディスカウントしてくれました。

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メルボルンの代表的な(インスタ映え)観光スポット、ホージアレーンにもやってきました。

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派手な娘が背景に同化して見えるほど、強烈なインパクトのストリートアートに彩られた壁。
するとそこへ、「この有名な通りよりも行きたい通りがある」と言い出す夫。
ほーう、それはどこだい、とついて行くと......

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着いた先は「AC/DCレーン」という路地でした。

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わたしは全くノーマークだったこの通りと、
AC/DCというオーストラリア出身の人気バンドについては、
夫がいずれ情熱的に語ることでしょう。

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CBDの東南コーナーに位置するこのあたりは、
他にもフォトジェニックなストリートアートの路地裏がいくつかあって楽しかったです。
ちなみにこの壁画はテレビ番組『レイチェルのキッチンノート メルボルン編』
タイトルバックに映っていたのを帰国後に発見!
番組では他にも『メルボルン案内 たとえば、こんな歩きかた』に乗っている場所が
けっこうかぶっていて、ますますレイチェルに親しみがわいています。

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最後にもう一回AC/DCレーンを歩きたいと言う夫と、
通りの入り口にあるジミヘンの顔の前で写真を撮りたがる娘。
あれ、その向こうに描かれているのはわたしが高校時代に聴きまくった
CLASHの『LONDON CALLING』のジャケだ!と予想外に楽しめたのでした。

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さて、ではいよいよ最後の夕食へ。ちょっとモダンな店も行ってみようかと
『CUMULUS INC.(キュムラス)』というおしゃれなダイニングカフェに来ました。
ここは朝から夜まで通し営業をしていて、
カフェとしてもバーとしてもレストランとしても使えるので、
翌日の準備のために早めに夕食をとりたいわたしたちにはちょうどよかったです。
5時過ぎに行くと、人気店のため予約でいっぱいでしたが6時半までなら大丈夫とのこと。
いずれにせよ子連れは長居できませんから、こちらは問題なし。

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前菜的メニューが多いのもお腹の空き具合(さほどペコペコではない)にはちょうどよくて、
頼んだのは、海老の素揚げと、

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ズッキーニの花のサラダ、

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アスパラのグリル、

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ローストポテトとビーフのステーキ、グラスワイン2杯ずつ。
おつまみ感覚なのか、どれも味つけが濃いめでしたがおいしかったです。
とくにわたしたちは積極的に肉を食べたがるタイプではないので
ちゃんとしたビーフを食べたのはこのときが初だったかも。
やわらかさと焼き加減が絶妙で、お腹が空いていないといいながらもペロリでした。

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7時過ぎにホテルに戻ったら、冷蔵庫の残りのワインをちびちび飲みながら荷造り。
翌朝は9時過ぎの便のため、Uberは6時にホテルに来てもらうように予約。
出発当日、4時半に起きて身支度をしていたら、
旅のお友達2人といっしょに気持ちよさそうに眠る娘の姿がふと目に入って
今回もいい旅だったな、と思えました。

......というわけで、全豪オープンが感動のフィナーレを飾ったタイミングで
わたしのメルボルン旅日記もなんとか終了です。
週末は大坂なおみ選手の決勝戦に釘づけで、
声が枯れるほど応援し、最後は3人でテレビに向かって涙を流したほど。
次のメルボルンは全豪オープンを生で応援しよう!というのが目標となりました。

もちろん今後も夫や、わたし自身もちょいちょい旅を振り返って書く回があると思いますが
とにかく、家族それぞれのメルボルン愛がさらに深まった9日間の旅でした。
ありがとうメルボルン、また来るからね!!

そして、長い長い旅日記を今回も読んでくださった方、
途中で愛読と応援のメールをくださった方々、本当にありがとうございました。
なんだか1つの大きな仕事を終えたような気分ですが、
本来の仕事と、家のことで慌ただしい日常に戻ろうと思います(笑)。

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Author : Nao Ogawa