土曜日、関東地方は予報通り雪が降りました。
とくに今年は暖かいせいもあって、数日前からテレビでも大騒ぎでしたが
わたしたちが住む地域では庭がうっすらと白く染まる程度で
道路には積もらない(車の走行や歩行にも支障のない)上品な雪でした。
庭が白くなると、その反射で室内まで明るくなるのがちょっと素敵です。
もちろん寒さは普段以上ですが、やせ我慢して縁側でコーヒータイムにしました。
土曜日が雪とわかってすぐにやっておいたのは、おでんの具材の買い出しです。
今年の冬、例年よりおでんをつくる頻度が高いのは、
娘のおでん好きが加速していることもあって作りがいがあるのと、
最初にたくさん作ってさえおけば、その後数日間は
食べたい人が食べたいときに食べたい分だけ温めればいいため、
わたしがラクできるから、というのもあります。
うちのおでんは、基本のスープは一晩ゆっくり水で戻した昆布に
しょうゆと酒と塩で味を整えたもの。
そこに必ず手羽元か手羽先どちらかで鶏だしのコクを加えるのがお約束。
あとは卵、大根、はんぺんとちくわぶ、小結白たきはマストで
それ以外の練り物はそのときどきの買い物状況次第。
食べるときは練りからしと柚子胡椒を交互につけながら食べると飽きない......のですが
娘は薬味などつけなくても、飽きるどころか最後のスープまですべて飲み干します。
寒がりで冬は苦手だけど、冷え込む日におでんと日本酒をいただくときと
お風呂上がりに冷え冷えの階段を上ってたどり着いた寝室で
湯たんぽで温まった布団に潜り込むときには、
このしあわせは冬ならではだなぁ、とかみしめるのです。