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Feb 14,2019

にぎやかバレンタイン

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小学4年生にもなると学校のお友だち同士でチョコレート交換の約束をするようになり
今月初めごろから「ママ、今年のバレンタインはお友だち用にチョコつくんなきゃだからね」と
まるで部下に大事な仕事の予定を伝えてエラソーに指示出しする上司みたいな態度
(つまり「ちゃんと準備しとけよ」みたいな。あくまでイメージです)で
わたしに何度もクギ刺しをしていた娘。

まぁ周りを見ても塾にお稽古に部活に宿題と、友だち同士が放課後に誰かの家に集まって
チョコ作りをする時間的余裕もなさそうだし(つくづく今の小学生って忙しいです)、
「自分ひとりでやったら?」と意地悪したくなる気持ちをぐっと抑えて
わたしのちょっとのサポートで娘が簡単につくれて見栄えもするチョコマフィンを
今年のバレンタインの手づくりメニューとして提案しました(有能で忠実な部下のように)。
娘が赤ちゃんの頃からさんざんお世話になっているなかしましほさんのレシピで
卵もバターも使わないから手軽に、家にある材料で簡単につくれます。
学校や塾の宿題の合間、わたしの夕食づくりと並行しながらの作業でしたが、あっさり完成。
こんなに簡単にできるの?という発見から勢いがついたのか、
渡したいというお友だちの数をいきなり増やしたので、食後にもう一回つくりました。
つまり出来上がったマフィンはこの倍量。なんてにぎやかなバレンタイン。
このなかから夫用を取り分けようかしらん、と一瞬甘い考えが浮かびましたが
いやいや、やっぱりちゃんと差別化しなくちゃねと思い直し、
わたしは別で(もう少しだけ手間のかかる)大人用チョコケーキを今日つくります。

一人っ子のせいなのか、負けず嫌いでもなく、妙にあきらめがよくて
悔しがらない娘の性格を見ていると、
彼女のやる気スイッチが入るのはきまって、失敗したときより成功したとき。
だから簡単なものでも「できた」という喜びを味わえたときに
「もっとやってもっと上手にできるようになりたい」という意識になるようです。
これは勉強も料理もまったく一緒で、おもしろいくらい。
なんでもかんでもつきっきりのハハは、はっきり言ってまぁ大変ですが
あと何年かはこういう性格をよく知っている立場として
「ちょっとサポート」をやっていくんだろうなぁと、あきらめのため息をついています。

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Author : Nao Ogawa