20代で実家を出て、自炊をするようになってから早22年。
このたびはじめて揚げ物専用鍋を買いました(棚の下段左)。
つい最近まで「揚げ物はめったにしない派」で通してきましたが
育ち盛りの娘からの「唐揚げ食べたいコール」が鳴り止まないのと、
ごくたまに「今日は揚げ物をやる!」と奮い立って
野菜を素揚げしたり、チキンカツをつくったりすると
食卓が異様な盛り上がりを見せるため(笑)、
日々の家ごはんを取り仕切るリーダーとして、お試し感覚半分で導入に踏み切った次第。
ネットの割引価格で五千円ほどだったこの鍋、
油はねを防ぐために深さがあってフタもついているため必然的にかさばり、
買う前に悩ましかったのが鍋のしまい場所でしたが、
ただいま世界的ブームのこんまりさんのルールに従い絶賛片付け中の我が家なので
ちょっと整理をしただけで、棚にぴたりと収めることができました。
さっそくドーナツを作り(揚げ菓子好きなてっちゃん=父に差し入れ)、
引き換えに実家からおすそ分けしてもらった筍とタラの芽をてんぷらにしたら
もうめちゃうま!
週末のことだったので、日本酒とともにいただき、至福でございました。
最近ますます、とにかく家のごはんがおいしいことが最高の贅沢であり幸せな気がして
限られた中からせっかくお金とエネルギーを使うならばそこに費やしたい、という気持ちが
わたしと夫の間で一致しています。
平日はどうしても「こなす」ことで精一杯になりがちですが
だからこそ週末は、作る時間から後片付けの時間までをのんびりと楽しみたい。
食材も道具も調味料もそれをイメージしながらの買い物が、近頃のささやかな喜びです。