今年も梅雨入りです。が、雨が降ったり暑すぎたりしなければ庭は気持ちいいので
できるかぎり緑の手入れをして、週末ならば夕方ガーデンテーブルで本を読んだり、
ビールを飲んだりが至福です。そしてそんなとき読む本は
できれば気分のいいエッセイなんかが理想的ですが、
わたしが今優先して読むべきは娘の中学受験についての本だという現実(泣)。
中学受験本は今読んでいるもので4冊目で、
どれもすごく参考になり、勇気づけられるし、読んでよかったと毎回思うのですが
同時に中学受験とは、表向きには子どもが挑むものでありながら
実際は親の取り組み方に大きくかかっていることを痛感させられます。
この間の塾の保護者会でも、先生が冒頭に「中学受験は半分以上、親の受験です」と
きっぱりと断言され、いきなりストレートパンチをくらったような気分になったし、
これまで読んだ本のうち1冊のタイトルは『中学受験は親が9割』というものでした。
娘が受験勉強を始めてそろそろ1年、わたしの心が常にどこか重いのは
自分も受験生なのであるという事実を、体がずしっと感じているからかもしれません。
そんな最中、学校の家庭科の調理実習で習ったというゆで野菜のサラダを
娘が家で再現して、夕飯に1品加えてくれることになりました。
わたしがすべての料理の仕込みを終え、あとは煮込むだけ焼くだけにして庭にいると
交代でキッチンを使っていた娘が作りたてのサラダを運んできてくれて
その素直な味のおいしさにじんわりと感動しながら
悩みのタネでもあるぶん、最高の幸せをくれるのもこの子だよなぁ、としみじみ。
おいしい、とほめると、ピョンピョン跳ねて喜ぶ姿を見ながら
まだこんなに無邪気な子だったら、親と一緒じゃないと
そりゃ受験勉強なんてできないよなぁ......と、またせつないため息、なのでした。
さて、また次の定期試験まであと10日。試験範囲を見ながら勉強計画をたてなくちゃ。