遅い取材の帰り道、乗り換えのため錦糸町で電車を降りると、「すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り」がやっているではありませんか。気になっていたお祭りだったので、さっそく会場へ向かうとライブの真っ最中でした。
1982年に始まって今年で38回め。毎年8月末の2日間行われ3万人が来場するだけあって、首都高高架下の会場はこの熱気です。しかも和太鼓や三味線に加え、エレキギターにベース、音頭取りなどの生演奏に合わせて踊るのですから、もう最高です。
ものすごい数の人たちがゆっくりと大きなループを描いています。曲調も荒々しいものではなく誰でも参加できて、一定のリズムをキープし続ける安心ファンキースタイル。
1曲が30分近くもあるので一度リズムに乗ってしまえば、とっても気持ちよい。そして長~い1曲が終わると、この盛り上がり。低音も高音も激しいビートも一切なく、ほぼ中域のみのお囃子と絶妙なリズムセクションは、シカゴブルーズやレゲエ、沖縄民謡にも通じる独特のグルーヴがありました。
浴衣姿のベテランさんや音楽好きのファミリー、地元のやんちゃ系カップルやきれいなお姉さん、僕のような新参者まで。老いも若きもウェルカムな河内音頭にすっかり魅了されちゃいました。来年の夏フェスは錦糸町でキマリですね!
ルーツミュージック好きな僕は、アメリカの古いブルーズやフォークミュージックを愛聴していますが、河内音頭こそ日本のルーツミュージックだと思います。(このレコードはA面B面1曲ずつの2曲入り)どんな音楽なのか興味のある方は、こちらからどうぞ! (モヤモヤイライラする時は、ひとまず踊れば晴れるというのが僕の持論です) → 「2019錦糸町河内音頭大盆踊り」
それではグルーヴィーでダンサブルな週末を。