Nov 29,2019

グッバイ テレビくん!

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クリスマスツリーが設置されたのと同じタイミングで、テレビがスッポリと覆われました。画面に釘付けになり、すべての動きが止まってしまう娘のためです。テレビがないという友人はたくさんいるので、そんな生活に憧れてはいます。ただ、連載「思い出の味」に出てくれそうな人選探しや、さまざまな業種のドキュメンタリーに対談番組などなど、仕事に必要な情報を知るツールでもあるので、正直なところなかなか難しい...。

かわいらしく覆われたテレビくん。わざわざ外してまで観たいと思う気持ちは、不思議にもありません。何よりも耳障りなく、一日を通して静かなのがいい。(こちらから探さなくても、必要な情報は自然に向こうからやってきてくれるものだと僕は思っています)家族で顔を合わせて話をする機会も、以前より増えた気がします。しかも、それぞれがそれぞれの時間を有効に使えているようなイメージです。

習慣的にテレビをつけて観たい番組をただ漫然と探すより、自分の意志でワクワクしながら本を開く方がずっと健康的な気がしてきました。とはいえ、面白いドラマやしっかり作られた番組はたくさんあります。毎週胸を打つ『同期のサクラ』、味わい深い店が登場する『孤独のグルメ』、出演者全員がいつも楽しそうな『タモリ倶楽部』など、観終わった後は満足感でいっぱいです。水木しげるが不毛な貸本時代を乗り越え、45歳で世に出たのは『テレビくん』という短編マンガの受賞がきっかけでした。


これまでの習慣や通例は、気づけば変わっています。おもしろいと思うものも、おいしいと感じるものも、便利さも器用さも、気分も環境も距離感も働き方もどんどん変わります。進化や成長と呼べるかもしれません。感じた人だけが味わえる幸福感ともいえるでしょう。14年ぶりにコラボしたCalexicoとIron&Wineもいい感じに変わりました。それでは気づき多き11月最後の週末を!

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Author : Takahiro Koike