Nov 12,2019

Pen 小林武史と考える「サステイナブル」

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現在発売中の『Pen』で、ミュージシャンの小林武史さんを取材しました。Mr.Childrenやサザンオールスターズ、レミオロメンなどのプロデュースで知られ、最近では宮本浩次さんやback number、Little Glee Monsterなども手がける日本を代表するプロデューサーです。小林さんが15年以上前から音楽活動と同様に力を入れたきたのが「ap bank」「kurkku」「Reborn Art Festival」など、食やアート、農業をつなげるサステイナブルな活動でした。


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千葉県木更津市に今月オープンしたばかりのサステナブルファーム&パーク「kurkku fields」。「news zero」で活躍するニュースキャスターの有働由美子さんをお招きし、サステイナブルをテーマに対談をしていただきました。


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初めて「クルックフィールズ」に足を踏み入れた有働さんと、この場所にさまざまな想いを込め、10年以上かけて完成させた小林さんとのお話は、環境問題から自然災害、国連の活動にまで及びます。

多忙なお2人と一緒に広大な場内をゆっくり歩いていると太陽の光、水の流れ、植物の香りなど、街では感じられない自然の営みや空気を肌で感じることができました。取材当日も夜のニュースが控えていた有働さんは、「久しぶりに緑のある場所に来ました」と満面の笑顔で堪能していました。対談ページは、そんなお2人のピュアでポジティブなやりとりを感じていただけるとうれしいです。

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小林さんが手がける「クルックフィールズ」は、一体何がすごいのか? ぜひ本誌を読んでいただきたいのですが、わかりやすくお伝えするとチーズやバター、野菜や卵などの生産と加工、販売がすべて同じ敷地内で行われていること。各施設の排水が自然の浄化システム(バイオジオフィルター)でろ過され、敷地内を水が循環していること。そしてその仕組みが、余すところなく一望できること。さらにコンポストや食用の花、ハーブが楽しめる「エディブルガーデン」、広大なオーガニック農場に、水牛の牛舎、ヤギの放牧などなど、この場所にいるだけでパワーが漲るコンテンツが満載なのです。


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貴重な水牛のモッツァレラチーズや、自家製天然酵母パンに朝採り卵のシフォンケーキ。(きめが細かく、ものすご~い弾力でした!)


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イノシシやシカのソーセージ、水牛のブルーチーズやリコッタチーズも濃厚で滋味深い。草間彌生さんの現代アートや、僕の大好きなタイニーハウスまで! (取材から帰っても、興奮が冷めやらなかった感覚は今も覚えています)


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忙しい撮影の合間に質問を投げかけても、小林さんは耳を傾け、丁寧に言葉を選んでくれました。(とっても話しやすく、気さくな方でした)誰とでも分け隔てなく真っすぐに接する小林さんは、数々のアーティストと名曲を作り、さらに気鋭のクリエイターたちとコラボを重ねてきた、生粋のプロデューサーなのだなぁと思いました。

取材前にスタッフが外でロケハンをしている間、フラック棟と呼ばれる多目的スペースで小林さんがおもむろにピアノを弾き始めました。やさしく差し込む朝の光の中、ウォーミングアップをしながら奏でた曲は「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」。この贅沢で貴い瞬間を僕は一生忘れないでしょう。(いやぁ、しびれました!)



「サステナブル」や「SDGs」、「地球温暖化」や「パーマカルチャー」など、企業やブランドなどが動き始めて少しづつ認知されてきました。僕らを取り巻く将来の環境に少しでも不安や懸念を感じるのなら(若い世代や子どもたちの未来も含め)、肩ひじ張らず気負うことなく「何か動いてみようかな...」と感じる活動や考え方がたくさん紹介されています。ぜひ多くの人に手に取っていただきたいです。→ Pen

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Author : Takahiro Koike