昨日ポール・サイモンのことを書いたせいか
映画「グッバイガール」(ニール・サイモン脚本、1977年作品)のことを思い出しました。
一人暮らしで夜更かしが楽しかった20代の頃
深夜のTV映画で偶然見て以来、大好きな作品です。
ヒロインはなかなか男運に恵まれない子持ちのダンサー、
そこに突然現れた売れない役者の男。
カッコ良くなりきれないけれど味のある2人、という点も
サイモン&ガーファンクル同様、私好みなのかもしれません。
軽妙なセリフの掛け合い、人間味のあるほのぼのとしたストーリーに加えて
舞台となっている1970年代ニューヨークのアパートや洋服、街の色合いがとても好きです。
とくにスーパーで買い物をして茶色の紙袋を抱えて街を歩くシーンや
アパートの部屋の壁を塗って模様替えをするシーンは
DVDのシーンサーチでわざわざ夫に見せたほどお気に入り。
勝ち気で不器用な母親をクールに支える
こまっしゃくれた娘がまた絶妙な存在感なのです。
ちなみに、この子が学校に持って行く缶のランチボックスは派手な星条旗柄で
こうした70'sらしいディテールをチェックするのも楽しい作品です。
最後に流れる曲"GOODBYE GIRL" (DAVID GATES)もとても良いので
生まれて初めてYou Tubeを貼り付けてみます!