5年前、仕事仲間に結婚の報告をすると
「夫婦円満のためにはね、とにかく朝ごはんだけは一緒に食べることだよ」と
言われたことをときどき思い出します。
一日の始まりの食事と時間を共にするというのは
そのときはなにも感じなくても
絆を深めていくための大切なプロセスを踏んでいるのかもしれませんね。
ちょっと言いづらいけれど伝えておいた方がいいかな、ということも
夜話すより、朝話すほうが雰囲気が重くならなくて
お互い素直になれたり(まぁ、なれないときもありますが)。
いずれにしても、食べながら短い時間で切り上げなくてはいけないので
話し合いがさくっと済むという良さはあります。
平日は、家族それぞれの一日の予定をテキパキと確認し合い
休日は、のんびりと手と口を動かしながら「今日はどうしようか」と相談する
そんな朝ごはんの時間は一日や一週間の中で
実は大切な役目をしてくれている気がします。
仕事仲間が言っていた意味がこういうことだったのかどうかはわかりませんが
たしかにこの時間の地道な積み重ねは、家族としての自覚を育むような気がしています。
Jul 22,2012