我が家で今盛り上がっているニック・ロウ。
昨年ひょっこりソロで来日していました。現在63歳。
22歳のときに初めて行ったイギリスで手に入れたシングル盤です。
まさか20年後に家族で大合唱できるとは思ってもみませんでした。
ニック・ロウのもう一つの名曲「(What's So Funny 'Bout)Peace, Love And Understanding」が、
ホイットニー・ヒューストンの映画『ボディガード』のサントラにひっそり収録されています。
当時ニックはレコード会社との契約がなくなり、今後の活動を模索していた時期でしたが、
サントラはホイットニーのおかげで2千万枚以上売れ、ニックは破格の印税を手にしたそうです。
それを当時のバンドメンバーたち(音楽の世界から離れ、ペンキ職人やギター職人になった人もいる)
と均等に分け合ったというエピソードが、僕はとても好きです。
昨年USツアーを一緒に周ったウィルコとのセッションは、まるで先生と生徒のような微笑ましい関係。
こちらはビートを極力抑えて、やさしくさらりと聴かせるアレンジに。このさらり加減が見事です!
ニックが今後演りたい音楽は、「聴いた人がこれなら自分でもできると思う音楽」だそう。
本当に素晴らしいミュージシャンです。