保育園から借りてきた『おおきくなったら』というチェコのわらべうたの絵本を
私の仕事机の隣りの席で音読する娘。
ひらがなを一文字ずつ区切って読むので、まだ文章にはなっていません。
でも「書いてある文字が読める」、そのことが本人にはうれしく誇らしいのです。
横で聞いている私も、娘の頭がフル回転しているそのスピードを
音読の声を通じて感じ取れるのが楽しいのです。
だってもっとすいすい読めるようになってしまったら
わざわざ音読はしなくなるだろうし
一人ですーっと本の世界に入っていっちゃうのでしょうから。
忙しかったり眠かったりするときに本を読んでとせがまれなくなることで
きっとずいぶんラクになるんでしょうね。
でもいざその日が近づいてくると、なんだかぽっかり寂しい気持ちになる、
娘が生まれてから今日まで、ずっと同じことをくり返している気がします。