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Jul 11,2013

初詩集

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実家の納戸で母がこんなものを見つけました。
いわさきちひろさんの『花とこども画集』。
実はこの画集には私の驚くべき過去が隠されていて...

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なんと小学校時代の私の詩が収められているのです!年令は9歳か10歳頃。
私はいわさきちひろさんと、この画集が大好きで、
毎日毎日めくって眺めているうちに、絵に合わせて詩を書きたくなったようで...

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絵の中の状況を想像しながら、対向の余白ページにペンで直接詩を書き込んでいくという
大胆な行動に出ました。おまけにタイトルの横に鉛筆で「作=小川奈緒」と書き入れる周到ぶり(笑)。

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同居していたおじいちゃんが習字教室をやっていて私も生徒だったので、
まぁ今よりずっと上手いんじゃないかと思うほど立派な字を書いています。

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なぜか一篇だけ、母との共作の詩がありました。
この共作の経緯はさすがにおぼえていませんが、興味深いですね。

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中には鉛筆で何度も書き直し、結局ペンで清書していない詩もあり、
それはそれで面白い...などと客観的にこの詩集をめくれる冷静さが実はまだ私にはなく、
一篇読んだだけで顔から火が出るほど恥ずかしくなって、閉じてしまいます。

夫は最初「なにこれ!すごい!」と興奮して、ゲラゲラ笑いながらめくっていましたが
そのうち少女時代の私の「赤毛のアン」並にたくましい妄想力にタジタジとなり
先日酔った勢いで「重すぎて1日1本読んだらお腹いっぱい」と告白していました(笑)。

これが目の前にあると私が狼狽するのが楽しいのか、純粋な好奇心なのか
最近娘がなにかと「ママ、これよんで」と持ってくるのが悩みです。

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Author : Nao Ogawa