娘とはじめて映画館に映画を観に行ってきました。宮崎駿監督の『風立ちぬ』。
この作品の宣伝のために最近たて続けにTVではジブリ映画を放映していますね。
それを見るともれなく『風立ちぬ』の予告や制作舞台裏などの映像が流れるので
私も娘も最近の鼻歌はもっぱらユーミンの『ひこうき雲』。
映画会社の術中にはまって、だんだんこの映画をすごーく観たくなってきてしまったのです。
4歳10ヶ月には難しいと思いましたが、本人に何度確かめても「みたい」というので、
途中退出覚悟で、週末に二人で近くの劇場へ行ってみることにしました(夫はまた家で仕事)。
はじめての映画館体験に、上映前から娘の目はキラッキラ!
娘のお目当てのヒロイン菜穂子の登場シーン以外は、セリフも難解だしさすがに退屈そう。
私の膝に乗ってきて抱っこ体勢になったりしていましたが、騒いだりすることはなく
2時間以上の作品をまずまずいい子で見通しました。
しかし心残りは、主人公二人が結婚を決めようかという辺りで「ママ、おしっこ」。
よりによって今ですか...とガックリしながら急いでトイレへ。
猛スピードで帰ってきましたが、すでに二人は婚約していました(泣)。
うぅ...でもこればっかりは仕方ないですよね。
娘と同じか少し上くらいの子連れのお客さんは皆さん途中でトイレ退出してましたし...
それはさておき。この映画、私はとても感動したし、大好きです。
見逃した約5分間のためにもまた観に行きたいくらい!
声の配役が話題になっていますが、私はパーフェクトだと思いました。
主人公・二郎を演じた庵野秀明監督の朴訥とした話し方も
菜穂子を演じた瀧本美織さんの清楚で凛とした声も、脇役陣も全員、見事適役という感じ。
とくに二郎はよかったなぁ...宮崎監督が声優さんや俳優さんではなく、
どうしても庵野監督に演じてもらいたかった意図がわかる気がしました。
ストーリーも、思い出すだけでじんわりと涙がこみあげてくるようなシーンがたくさん。
これはやっぱりもう一回見るかなぁ...次はこっそり一人で(笑)。
一方、無事に映画館デビューを果たした娘は夜うれしそうに父親に報告しており、
お風呂の鼻歌はやっぱり「ひこうき雲」でした。