現在発売中の『暮しの手帖』68号。
いつもながら魅力的な特集タイトルが表紙に並んでいます。

その中の一つ、「ご飯茶碗とお皿と箸」のページで、

著名な方々がずらり３１人並ぶ中（なんと私の上は安西水丸さんです！！）
光栄なことに私も取材をしていただいています。
取材の日はあいにく雨で、どんよりと薄暗いお天気でした。
軒もある関係で、縁側以外はもともとあまり明るいとはいえない我が家の
その日いちばん光の状態がいい場所をしばらく探していたカメラマンの後藤啓太さんが、
最終的にこの薄暗い台所を指名されたのでびっくり。
でも、灰色の茶碗と黒い箸の渋味の利いた光沢は
この北向きの台所でこそ引き出されたものかもしれませんね。

ちなみに小皿は初めて私が金継ぎに挑戦した器であり→BLOG「金継ぎ報告1」
その金継ぎのきっかけを与えてくれたのは
他でもない『暮しの手帖』の特集だったのですから→BLOG「金継ぎ」
なんとも感慨深く、ありがたい気持ちで取材をお受けしました。

一つのテーマのもと、大勢の人の私物を１人のカメラマンさんが撮り下ろすこの特集、
取材の手間と時間のかけ方がなんとも贅沢で、さすが『暮しの手帖』という感じです。
実は『暮しの手帖』の次号（3月発売）でも、先日我が家のある場所を取材していただきました。
発売されたら、またご紹介しますね。