娘を両親に預け、僕らは今池にあるTOKUZOへライブを観に行きました。今池は18、9の頃に、アンダーグラウンドな本や映画、レコードを求め通った思い出の界隈です。
この日は石橋英子 with もう死んだ人たち(ユニークなバンド名ですね)のライブでした。TOKUZOは居酒屋なので、椅子に座って食事をしながら演奏が楽しめます。
朝5時まで営業しているのに、料理は基本うす味。カラダにやさしいメニューが揃っています(笑)。鶏ささみの昆布じめや、タケノコと鰆の和風マリネサラダなど、きちんと仕込んだのがわかる味でした。
真っ赤な衣装で登場したピアノの石橋さんは、今回は歌とフルートに徹し、ギターはお馴染みジム・オルーク、ベースはウミネコサウンズなどで活躍する須藤さん。キーボードとバイオリンも加わった豪華なバンド編成でした。
カラダの奥までやさしく入り込むキラキラした音の質感は、このメンバーにしか出せないサウンドです。どのパートも心地よい音のバランスが実に見事で、この場にいて幸せになるような素晴らしい演奏でした。
特に山本達久さんの繊細なドラムに酔いしれ、奥さんはさっそくプロフィールをチェック。
ライブ終演後にゆっくりとくつろげて、食事も楽しめ、メンバーと気軽に話もできるTOKUZO。(向かって左奥の席に座っているのがメンバーたちです)日本と欧米の良いところをうまくブレンドした、気取らないお店の雰囲気は、完全に僕ら好みでした。