ただいま草むしりシーズンのピークを迎えています。
100％満足な庭の状態などなくて、暑さや、蚊にくわれたかゆみにギブアップしながら
あぁまだ途中なのに......と後ろ髪を引かれつつ家へ引き上げることが常。
それでも、その後ふと縁側から庭を見てみると
草むしりのビフォア＆アフターの風景の差が面白いほどはっきりわかるのです。
だから、そこに庭があるならやるしかない。それが草むしりです。

私が「こんな日は草むしり」と思っているタイミングがふたつほどあります。

ひとつは、まとまった雨が降った翌日の、くもりの日。
地面が湿っていると草を抜きやすく、日照りがないぶん体力的にラクです。

もうひとつは、仕事で「待ち状態」になってしまったとき。
待っている返事がくればすぐに作業にとりかからなくてはいけない、
でもその返事はいつくるかわからず、外出する時間や気持ちの余裕もない、そんなとき。
基本的に、何かを待ったり待たせたりしている状態が苦手なので
なるべくそうなることを避けながら仕事しているつもりなのですが
先週はからずもそういう事態になってしまったとき、草むしりにはだいぶ救われました。
少なくとも「待っている」時間が、「待っているだけ」の時間ではなかった、
おかげでやらなくちゃいけないことをひとつ片付けられた、
そういう満足感と達成感をくれるのが、草むしりなのです。

私はつくづくこの庭に助けられているなぁ、と感じながら
黙々と雑草を抜いていた、ある日の午後でした。
時間にして1〜2時間、ぼんやりとネットサーフィンでもしていたらあっという間ですが
庭に出て手を動かせば、目に見えた成果と、土と草からのエネルギーが得られます。