週末はまた地元で花火大会がありました。家の前の坂道を5分ほど降りていくと
畑の真ん中からのんびり見ることができるので、友人も招きました。
娘をゆかたに着替えさせて髪をアップに結い、ゲストを駅まで迎えにいくことに。
このゆかたは、先日母と一緒に買い物に出かけて買ってもらった、大のお気に入りです。
藍色の古典柄のゆかたが欲しくて、たとえば朝顔柄なんていいなぁ、と思いながら
モールの呉服屋さんやネットなどでしばらく探していたのですが、
流行のピンクのドレス風ゆかたのシェアに押され気味なのか、そもそも種類が少なく
あった!と思っても娘のサイズは品切れだったりして、途方に暮れていました。
最後に「あそこになかったらあきらめよう」と思って向かった
地元の伊勢丹の呉服売り場でようやく出会えました。
こどものゆかたは、親を含め地域の大人たちがその姿を見て心が和む、風物詩だと思います。
だから絶対に涼しげな古典柄で、帯は赤っぽい兵児帯ときめていました。
売る側にとっては、ニーズの高いものをメインに揃えることは当然なのかもしれないけれど
伝統として残すべきものや、売り手が誇りを持ってすすめたいと思うものが店にあり、
そういうものを目指して買いにくるひともちゃんといて、商売が回っていく、それが理想。
すごく当たり前のものが欲しいだけなのに、なかなか見つからなかった今回のゆかた探しを通じて
現在の流通システム全体のことを考えてしまいました。
さて、そんなこんなで日が暮れて、道行灯が似合う時間になってきました。
季節柄、最近とくにご注文が増えています。
商品を受け取られたご購入者の方からのメールで知った、
素敵な使い方のアイデアを2つ、ご紹介しますね。
ひとつは、ご友人への出産祝い。たしかに、まぶしすぎない穏やかな灯りは、
赤ちゃんや寝ている家族にも刺激をあたえず、夜中の授乳にぴったりです。
もうひとつは、同じ形を2つご購入いただいた方から聞いた、お盆提灯として使うアイデア!
お盆に使うなら、今週中にオーダーいただければギリギリ間に合うかもしれません。
夏の夕暮れ、秋のお月見。これからますます出番が増える道行灯。→ BLOG「道行灯」
種類によって数が少なくなってきていますので、ご注文はお早めに。→ SHOP