朝から仕事をこなし、ようやく畳の上にゴロンと寝転ぶと、 オレンジ色に染まるムーミン谷のポスターときれいに乾いた洗濯もの。 昔から西日が好きな理由がわかりました。
毎日暗くなるまで遊んでいた小学生の自分に、いつでも帰ることができる時間と色でした。 何の悩みもなく、ただ走り、笑い転げていた小学生男子には、怖いものはありません。 おいしそうな夕食の匂いが、どこからともなく香る真っ赤な冬の西日です。