日曜日に四日市のメリーゴーランドで行われた角野栄子さんと石井睦美さんのクロストーク。
考えてみたら、学校を卒業して以来こうしたレクチャーに参加するのは
この機会が初めてだったのかもしれません。
対談やインタビューを自分の仕事として行うときは、事前に質問や話を流れを考えたり
話が始まってからは限られた時間内で内容をできるだけ深めようとしたり、
ありったけの集中力と緊張感によってそれなりのエネルギーを使いますが
この日は一人のオーディエンスとして、話を聞いていればいい。
なんだか贅沢で嬉しいなぁ、なんて気楽な気持ちで出かけたのですが...

壇上のお二人の話が始まった途端、書き留めておきたい言葉の洪水で
うわー、メモメモ！！と一人パニック状態に。バッグに入っていた手帳では役不足で
レクチャー開始前の会場で買ったお二人の著書が入っていた紙袋に
裏表びっしり、こうしてメモを書き込んでいったのでした。

講演には私一人で参加し、その間夫と娘は店内で思う存分絵本探しを堪能していました。
終演後にレクチャーホールから売り場へと降りていくと、
夫が「そういえばノートを持って行くといいよって言うの忘れてた」。
もう遅いよ！と思いましたが、これはこれでライブ感があって
思い出の詰まった紙片となりました。
どこに保管しておくのがいいかな......と考えて、家族のアルバムに貼ることに。
ここがいちばん失くさないと思ったのです。