先週末は久しぶりにおもてなし料理づくり。
市場で野菜をどっさり買ってきて、料理本をめくってメニューを決めたら、準備開始。
娘にも野菜の皮むき等を手伝ってもらいました。

キッシュなど、作り慣れているものをメインに、野菜は2品ほど初メニューに挑戦。
一つはそら豆のクミン風味で、長尾智子さんの本『ベジマニア』で見つけた
パン粉と一緒にカレー風味に炒める食べ方。簡単で美味しくて、好評でした！
春、そら豆が安く出回る季節になると、素通りできず反射的にかごに入れてしまう私ですが
夫にとってそれは山菜だと言います。どちらも春の到来を目と舌と香りで味わう食材ですね。

料理をずらっと７品テーブルに並べてみると
「なんだか久しぶりに胸がときめく料理をした！」という満足感に包まれました。
料理が「日々やらなくてはならない家事」ではなかったひとり暮らし時代、
私は休日に友人を家に呼んでもてなすのが楽しくて、そこから料理が好きになったのです。
でも今の生活は「料理を楽しむ」なんて余裕はなかなかないのが本音。
限られた時間を家事にどう当てるか考えたとき、私にとって優先順位が高いのは料理より掃除で、
料理はどうしても「すぐつくれて家族の好物」という条件をかなえるものばかりに。

でも料理をがんばって美味しいテーブルが完成したときの高揚感には
掃除した後の達成感とはまた違う、クリエイティブな喜びがあります。
新鮮な野菜がたくさん出てくる季節だし、
少し時間がかけられる週末料理は、久しぶりに新メニュー開発に励もうかしらと
料理熱にはずみがついた感じです。