連休はひとり新幹線に乗り、名古屋から豊田市へ出かけました。→ 理由はこちら
数十年ぶりに名鉄電車に乗り込み、知立駅に降り立ちます。
僕が生まれてから12年間暮らし、よく利用していた知立駅。
当時の面影をまだ残す懐かしい姿に、体中の細胞がムクムクと目を覚まします。
駅前のバス乗り場は、子どもの頃とほとんど変わらない風景。
乗り換えホームへ続く階段や天井は、ほぼ当時のまま。
(階段を降りる時のプレートのきしみも、体がしっかりと覚えていました)
名物、藤田屋の大あんまきに心躍ります。
赤い車体が特徴の名鉄電車。僕が乗っていた頃は、この車両が最新型でした。
名鉄三河線は単線のため、対向から電車が来ると線路をゆずるのが決まりです。
(ホームの先に下り電車が来ているのがわかります)
下り電車が駅に入ったのを見て、上り電車がゆっくりと走り出します。
驚いたのは駅名も、
駅からの眺めも、
雑木林の鳥居も、すべて鮮明に覚えていたことです。
鉄道ファンさながら、興奮して車窓を眺めているうちに、母と待ち合わせした豊田市駅に到着。
名古屋から1時間ほどの小さな旅でしたが、五感と感性を大いに刺激された忘れられない旅に。
眠っていた記憶と懐かしさで高揚した爽快な気分は、これからも大切にしようと思いました。