
今年はじめての三連休。
初日は、自宅で雑誌の取材を一日がかりで受けていたのですが
二日目は、車で15分ほどの距離の、自家焙煎珈琲がいただける古い喫茶店へ。
そこでマスターに相談しながらコーヒー豆をおみやげに買い、
家に帰ってくる途中で初めて入ったケーキ屋さんでロールケーキを一本購入し、
夜は手作りピザとダッチオーブン(どちらも前日の取材で
スタッフにふるまったものの残り)を中心に、なかなか華やかな夕食。
三日目は、新しく出会う豆に期待を膨らませながらコーヒーを淹れ(好みの味でうれしい)、
ロールケーキを贅沢に厚切りして、陽の差し込むダイニングでゆっくりいただきました。
あとは縁側で本を読んだり、各々が机で翌日からの準備をしたり。

家や近所で、こうして心から満足な時間を過ごせることに、とても幸せを感じます。
若い頃のように、とにかく街へ出なくちゃ楽しくない、なんてまったく思わなくて
むしろ最近は「なんとなく」街へ出かけて行って、
「なんとなく」時間とお金を使ってしまうことに抵抗を感じるようになりました。
とくに「なんとなく」車で出かけていったら渋滞に巻き込まれてイライラしてしまったり、
何をするにも駐車料金が発生したりすることが、もう本当に虚しい。
同じ時間とお金を使うのにもっと有意義な方法がいくらでも浮かぶからです。

かといって家にこもりきりでは、家族やきまった人たちとしか会えないし、
まだ自分が知らない素敵なものやセンスとの出会いが、外にはあります。
だから今、街へのおでかけの基本姿勢は、いい味、いい空間、いい空気感などの「取材」で、
その都度なんらかの手応えを感じながら帰途につきたいと思うようになりました。
都心に住んでいたときはさほど意識しなかった家と街の区別ですが
自分の家が年々好きになり、居心地のいい場所になってくるにつれて
街へのおでかけの意味についても大真面目に考えてしまう、今日この頃です。
