卒園、卒業、上京、転勤、引越し...３月は新しいことを始めるためのイベントや準備が一気に増えます。娘の小学校へ、ブラスバンド部の発表会に行ってきました。卒業する6年生が中心になって演奏した「スターウォーズ」や「ジブリメドレー」、「おどるポンポコリン」などを堂々と聴かせてくれました。3月はクラスの仲間や先生たちとの別れが寂しいけれど、4月から始まる新たな出会いに期待は高まります。

そこで僕も思いきって、昔の自分に卒業です。レコードとCD、約300枚を売りに出すことにしました。90年代当時、WAVEやCISCO、ZESTやタワレコに通い、ジャケットや解説を隅々まで眺めたレコードやCDたち。でも今の自分が聴きたい音楽かといえば、必ずしもそうではありません。新たな音楽を探すために、ここでサヨナラです。選別する作業は本当に切ないのですが、（確認のため聴き始めると、必ず躊躇したくなります...）でも、箱に詰めるとなぜか気持ちがスッキリするから不思議です（笑）。

そう言えば先日、奥さんが使わなくなったうつわを手放していました。随分思い切ったことをするんだなと驚いたのですが、『sketch1』のエッセイ「うつわ屋とレコ屋」を再読し、奥さんと僕のうつわとレコードの関係は同じだなぁとあらためて感じました。丸くて薄い形状もちょっと似ていますしね。

　大学生の頃、いちばん好きだったUKバンド The La'sの名曲『There She Goes』。
この曲が収録されたレコードは絶対に手放しません！　
小学生は今日から春休み。それでは、素晴らしい週末を。