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Apr 15,2016

レストラン・ワインバー 「sugahara」

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「夫が春にオープンするイタリアンレストランに飾る絵を描いてほしい」と、読者の方からイラストのオーダーをいただきました。

「私自身、友人や家族と集まってワイワイと食事をするのが大好きです。おそらく、夫のお店にも幾度となくメンバーを変えては食べに行くと思います(笑)。そんな時、お店に飾られた小池さんのイラストを見て楽しい気持ちが高揚し、食事を終えお店を出た時に、『ハァ~、いい時間を過ごすことができたなぁ...』と私はきっと思うだろうし、来店して頂いたお客様にもそんな気分に浸ってほしいと思っています」。奥さまからご主人への開店祝いのプレゼントなのだそう。素敵です。


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僕が思いついたのは、告白したくなるお店。男性が女性に告白する時は、いちばん気に入っている通い慣れたお店を選びますよね。ご主人が初めてオーナーシェフを務めるお店は、お客さんに愛される特別なお店になってほしい。そんな願いを込めて、告白した瞬間をイラストにしました。期待と不安で胸がいっぱいの彼氏と、恥ずかしさとうれしさが同時に込み上げている彼女。この瞬間から2人の恋が始まりました。そんなイラストの照明や椅子は、お店と同じです。


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オープンしたばかりの「sugahara(スガハラ)」の店内は、ご主人がこだわり抜いた厨房の充実ぶりに驚きます。ゆとりのあるテーブル席やカウンターも、僕はとても気に入りました。


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納品したイラストは、奥のソファー席の壁に飾っていただきました。うれしいなぁ...。


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奥さまとは吉祥寺のトークイベントで初めてお話をさせていただきましたが、ご主人とは初対面。絵を納品するときに「以前、僕もカフェで料理人をしていたことがあるんですよ」と話しかけると、ナント同じ店で働いていたことが判明! ご主人と入れ替わりで僕が働いていたようで、たぐり寄せた15年前の記憶が一気に蘇り、2人で堅い握手を交わしました。


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シェフの料理が目の前で楽しめるカウンターには、5席のハイスツール。お客さん同士が仲よくなれそうな気持のよい距離で、これなら一人でも気軽に立ち寄れそうです。


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ソファー席とテーブル席の間には、充実のワインセラーを完備。通常ならここにも席を置きたくなりますが、数々のお店で経験を積んだご主人のセンスの良さが隅々まで生かされています。


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イタリアンと和の食材の良い所を程よく融合させたメニューは、正統派とカフェのちょうど中間のようなカジュアルスタイルで気楽に味わえます。店名は形式にこだわらず、あえて「sugahara」とシンプルにしたのもそのためなのだそう。まずは前菜。3種の生ハムにホタテ、にんじんのラぺに山形県産のオカヒジキ! (オカヒジキ好きなのです)

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先ほど厨房で仕込んでいたフォカッチャも、おいしく焼き上がりました。

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富山産ホタルイカと筍・うるいのスパゲッティ。新鮮な和の食材がオリーブオイルとよく合います。


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メインは、米沢牛の赤ワイン煮込み。満点のボリュームです!


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奥さまのご友人と同じ席でイラストに描いた雰囲気そのまま、ワイワイと楽しく食事を堪能しました。ご主人と奥さまは、同じ高校の同級生だったそうで、結婚して9年、5歳になる娘さんがいらっしゃいます。うちの娘も大喜びで、食べることが大好きな2人はすぐに仲良くなり、一緒に遊んでいました。パパのお店で食事をするなんて、一体どんな気持ちなのでしょうネ。


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僕にとっては、うれしい再会と新しい出会いを同時に体験した忘れられない一夜に。
予想をはるかに超えるような人と人の縁に、お店を後にするのが名残惜しいくらいでした。


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いよいよ今週末からランチがスタートします。 sugaharaさん、オープンおめでとうございます! 


●レストラン・ワインバー「sugahara」
営業時間:[平日]18:00~24:00(LO.22:30)
     [土日祝]12:00~15:00(LO.14:00)、18:00~24:00(LO.22:30)
住所:墨田区江東橋2-14-1 小鹿ビル2F(JR錦糸町駅から徒歩5分)
電話:03-6659-3654  休:月曜日
HP : sugahara

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Author : Takahiro Koike