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Apr 14,2016

あの街へ行くなら

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吉祥寺に行くなら〈A.K Labo〉(→ BLOG )、
広尾に行くなら〈東京フロインドリーブ〉(→ BLOG )、
尾山台に行くなら〈オーボンヴュータン〉
原宿に(午前中に)行くなら〈瑞穂〉(→ BLOG )、
学芸大学に行くならもちろん〈流浪堂〉と〈マッターホーン〉はセットで(→ BLOG )。
銀座の月光荘に行くなら〈たちばな〉でかりんとうを(→ BLOG )、
御茶ノ水でちょっと時間に余裕があるなら〈近江屋洋菓子店〉に寄っていこう。
こうして「あの街に行くならあの店のお菓子を買ってくる」という
暗黙の約束が、私たちの間にはあります。

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ひさしぶりに桜新町に行く用事ができて、夫に伝えると「じゃあ、あれ買ってきてよ!」。
もちろんこちらもそのつもりで、「あれ」とは、これのことです。
〈ヴィヨン〉のトリオ・バームクーヘン。

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そうそう、これこれ! このレトロな3色のバームクーヘン。
金色のラベルがレコードみたいで可愛いのですが、微妙にデザインは変わった様子。
夫が興奮気味に「もしかしてまんま7インチだったりして?」と
わざわざレコード棚からシングル盤を持ってきて重ねていましたが
お店側はそこまで狙っていないようで(そもそもサイズバリエーションがありますし)、
こちらが勝手にイメージを重ねているだけだということがわかりました(笑)。

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世田谷から引っ越してきて以来、おそらく5年以上ぶりのご対面。
なんだか前の家を思い出すねぇと二人でしみじみと感慨にふけったお茶時間でした。

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このバームクーヘンについては、ずっと前にもたしか書いたなぁと思って記事を探してみたら、
見つかりました( → 約6年前のブログ )。
久しぶりに前のブログを読むと、自分で書いたものがやっぱり30代らしい文章のように感じて
でも好きなものやそれに対して魅力を感じるポイントはあまり変化していなくて
長くブログをやっていると、こういう発見が面白かったりします。

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Author : Nao Ogawa