何やら縁側に気配を感じます。恐る恐るのぞくと・・・
小さなバッタです。きっと窓のすき間から、ひょっこり入ってきたのでしょう。
網戸を開け、庭へ出るようにうながすと、縁側をゆっくりと歩きながら方向転換。
喜んでジャンプするのかと思いきや、左右にスイングしながら、じりじりと進みます。
どうやら慎重派のよう。
ユーモラスな動きに愛着がわきましたが、ここにいてもいいことはないでしょう。
外に行けば、きっとおいしいごはんもあるし、素敵な仲間に巡り合うかも。
小さなバッタはまっすぐな道をテクテクと進みます。秋が近いのでしょう。
旅に出る息子を見守る父親のような、ほんのりと切ない気もちになりました。
バッタを見送ると、家の前の道端にコロンと転がっていました。
イガ クリ之助の登場です。→ BLOG「その後のイガ クリ之助」
裏返すと立派なクリがみっしり詰まっているではありませんか。複雑な構造とイガの造形美に、今さらながら見惚れてしまいます。秋を迎える準備が着々と進んでいるのです。
さぁ、週末はようやく仕事がひと段落するので、大好きなジョナサン・リッチマンの『Egyptian Reggae』(たった2分30秒で、こんなにも気分がゆったりと晴れやかになる曲をほかに知りません)を聴きながら、ゆっくりと本が読めそうです。美味しいコーヒーを飲んだり、ギターを弾いたりしたいと思います。それでは、ほのぼのとした週末を。