庭の、松と百日紅に挟まれた位置に地植えされたもみじが、
今年はハッとするほどきれいな紅葉を見せてくれました。
朝、まだ日が昇りきらない時間に、二階からふと目に入ったオレンジ色の姿を
思わず携帯のカメラで撮りたくなったほど。
昼前のコーヒーブレイクのときに縁側から見ると
日を浴びた色はもっときれいで、庭に出て、近くに寄って撮ってみました。
この木は、油断すると夏の害虫に悩まされるのですが
今年は春先からの予防の甲斐あって被害が少なかったので
このきれいな紅葉にはそんなことも影響してるのかな、なんて考えながら。
しかし前の写真から四日後、降雪の日をはさんだこともあって、週末は落ち葉がどっさり。
それを掃いて集めたら、木のほうは葉もまばらな寒々しい姿になりました。
もう秋は終わり、これから本格的な冬が始まるという合図のようです。
ところで、先週末に発売された『暮しの手帖 85号』も、冬の号です。
こちらの「窓辺のひと」というページに、わたしたちも載せていただいています。
窓辺に生まれる時間、窓から浮かび上がる暮らしの風景が8組紹介されていて
写真も文章もとても素敵な特集です。
ふと気づいたのですが、『暮しの手帖』はいつも、とくに冬の季節に
落ち着いた気分でじっくりと読んでいることが多い気がします。
家にいる時間が長かったり、家仕事が増えたりする時季だからでしょうか。
本のなかにはそんな状況や気分に寄りそう特集がいっぱいで、毎年わくわくします。
今号も、読みごたえたっぷりの内容です。ぜひご覧ください。