親子で顔や体型や体質が似るのは、それなりに自然なことのように思うのですが
性格のちょっとしたところが似ていると気づくたびに
なんとも不思議な気分になるのはわたしだけでしょうか。
気づけば、昔は似ている部分がほとんど見つからなかった父親に
今ごろになって、せっかちな性格が似てきたかもと思いあたったり、
誰ともすぐ仲良くなれる明るい性格は夫に似ていると常々思っている娘に
わたしとそっくりな部分を見つけたりすると、
親子のつながりのおもしろさをつくづく感じます。
写真は、娘が折り紙でつくったしおりの山。
新しい折り紙を覚えるたびに、まるでとりつかれたように同じものばかり
数日間つくり続ける傾向は前からあったのですが......
買ってもらったばかりの模様入り折り紙を眺めているうちに
ふと思いつきでつくってみたのだそうで、単純ながら娘のオリジナル作品です。
一個できたときにほめると、とびきりうれしそうな顔で
「じゃあもっとつくる!いっぱいつくる!」と興奮して
小1時間、黙々とやっているなと遠目に見ている間にこんなにつくっていました。
そろそろそれくらいでいいんじゃない、とさりげなく止めると
(止めなかったらいったいいくつつくっていたんでしょう?)、
次は一枚一枚に名前を書き入れはじめました。
「小川なおさん用」は6枚、「小池高弘さん用」が4枚、「小池みちるさん用」も4枚。
ちょうど冬休みの読書の目標冊数かもしれませんね。
やりはじめると夢中になって、ほとぼりが冷めるまで延々とやり続けるこの性格、
考えてみたら、わたしにそっくりです。
手芸を筆頭に、部屋の模様替えや、お菓子づくり、庭仕事など
時間も忘れて没頭して、食事やトイレ、寝るのも惜しくなるという凝り性なので
家族に迷惑をかけているだろうことは薄々感じていましたが
その性格のひとが家にもう一人いることに気づいたら
これまでの自分の極端な行いのあれこれを、苦笑いしつつちょっと反省しました。
でも、この性格が今後あらためられることは、わたしも娘もおそらくないでしょう。
だって、この没頭している時間って最高に楽しくて気持ちがいいから!