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Jan 05,2017

RADWIMPSと『君の名は。』

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映画『君の名は。』への楽曲提供が話題となり、昨年末は紅白初出場も果たしたRADWIMPS
『RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜』を新婚時代からよく聴いていて
いまもドライブのときは必ず車に持ち込み、家族全員で合唱しています。

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ニューアルバム『人間開花』も、ただいまヘビロテ中!
その発売にあわせて出演したNHKの音楽番組『SONGS』も印象的な内容だったし、
楽しみにしていた紅白での演奏も、予想していた他所からの中継ではなく
会場で披露してくれたことも(おまけに真っ白な衣装がすごく新鮮でカッコよかったことも)
このバンドが好き!もっと応援したい!という気持ちを盛り上げてくれました。

そしてようやくこの冬休み、『君の名は。』を家族3人で劇場へ観に行ってきたのです。
緻密で壮大なストーリーが、ダイナミックにうねるような展開を見せ、
最初から最後まで引き込まれっぱなしでした。
主人公ふたりの声(神木隆之介くん&上白石萌音ちゃん)が素晴らしく、
そしてそしてRADWIMPSの音楽のハマり具合も期待以上で、とても感動しました。

この映画を企画プロデュースした川村元気さん(そういえば以前に
彼の著書『仕事。』を読んだ感想を書いたことがありました。→ BLOG )が
インタビューで語っている様子を最近テレビでいくつか見たのですが、
時代や状況を安易に悲観視するような発言をしない、
むしろこんな時代こそ生み出せるものを前向きに考えようとする、
その柔軟な発想力がすごくいいなぁと思いました。
ちなみに『君の名は。』の監督、新海誠さんが昨年『SWITCHインタビュー』で
作家の川上未映子さんと対談していた回も、ふたりが深い部分で共鳴しあっている様子が
伝わってきて、ぞくぞくしました(数日前にアンコール放送があったようです)。

もうメジャーは大味、マイナーは難解と決めつけて
互いを食わず嫌いをする時代ではなく、その境界にとらわれずに
「いいものをつくるから、たくさんのひとに受けとめてほしい」と真摯に、媚びずに、
つくりあげた作品が結果的に多くのひとの心をつかんでいるのかもしれません。
映画への純粋な感動にくわえて、その作品を生み出したひとたちの姿からも
いろいろと学ぶところの多い『君の名は。』でした。

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Author : Nao Ogawa