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Mar 16,2017

大好きな香り

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結婚する前は香りのおしゃれが大好きで
お気に入りの香水もいくつか決まったものがあったし、
ひとり暮らしの部屋ではアロマキャンドルやオイルを炊いて楽しんでいました。
でも夫は香りが苦手なひとで、わたしがなんていい香りだろうと思うものもきつがるので
持っていた香水はトイレの芳香剤代わりにして消化し(→ BLOG )、
ヨガや花粉症など目的別に炊くアロマオイル以外には
純粋に香りを楽しむためのグッズを買うのはずいぶんごぶさたでした。

しかし最近たてつづけに「わぁ、なつかしい香り!
そして今のわたしが求めているもの!」という香りに遭遇しました。
一度目は、ちょっとした雑貨を買ったとき。
家に帰って包みを開けると、ちいさなガーゼの匂い袋がおまけで入っていて、
中をのぞくと、オイルが染み込んだポプリの葉が2枚。
「これって昔買ったことがある〈サンタ マリア ノヴェッラ〉のポプリ?」と思いつつ、
もう何年も前の記憶で、確信がもてませんでした。
するとその数日後、今度は夫の洋服を買うのに付き合って
ひさしぶりに青山のMISTER HOLLYWOODに行くと、
店内に入った瞬間、また同じ大好きなあの香りが迎えてくれました。
見渡すと、クラシックな什器に両手でかかえるほどどっさりのポプリが盛ってあり
素敵な香りはそこから放たれているようです。
店員さんに「このポプリって〈サンタ マリア ノヴェッラ〉ですか?」と聞くと
そうですよ、と感じよくおしえてくれたので
よし、正解!とうれしくなり、直営店にお目当てのポプリを買いにいくことにしました。

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イタリアのフィレンツェで、世界最古の薬局として生まれた〈サンタ マリア ノヴェッラ〉
ポプリは香りが一種類。それが、シルクのポーチに入ったサシェや、ボックス入りタイプ、
陶器のポット入り、ワックスで固めたクロゼット用のバーなど、
さまざまな商品にアレンジして展開されています。
わたしは、少しずつをちいさなサシェにしてあちこちの引き出しに分けて入れたり、
家の各コーナーに置いたりしたかったので、詰め替え用の袋入りを買うことに。
封を切ると、ふわーっと立ち昇るような大好きな香りにうっとり!
ほんの少し取り出してサシェにして、枕カバーの中に忍ばせれば
布団に入った瞬間が夢のように幸せです。

そして、またもや机にかじりついて執筆モードに入りつつあるいまは、
スプーンひとさじくらいをうつわに入れ、PCのそばに置いてみると
一日ずっと気分よく仕事ができることを発見しました。

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開封した袋は、香りが少しでも長持ちするようにクリップでしっかり留めて、
さらにジップロックに入れて密封。
あと2ヶ月ちょっとでまた新たに本一冊分の原稿を書き上げることへの不安も
(こうして書いてみるとあらためてその重圧に押しつぶされそうですが)、
大好きな香りでテンションを上げながら、鮮やかに乗り越えてみせたいと思います!

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Author : Nao Ogawa