新学期が始まり、小学3年生になった娘とお花見に行ってきました。
(奥さんは執筆に集中です)
お花見といっても桜ではなく、菜の花です。都内に向かう電車の車窓から、あまりにもきれいな景色が見えたので、咲いているうちに絶対に行きたいと決めていました。
菜の花がここまで集まると、この場にいるだけで楽しくなってきます。
桜の下で大勢の人とお花見をするのは賑やかで楽しいけれど、元々桜より梅が好きなこともあって、最近は桜の咲く名所や公園に行くことは少なくなりました。そのかわり、どこかに出かけた移動中に、ふと突然現れる桜の美しさにドキリ!とします。学生の頃に坂口安吾の『桜の森の満開の下』(名作!)を読んで以来、満開の桜がちょっと怖くなったこともあるのかもしれません。
摘んできた菜の花が朝の光を浴びて、さらに輝きを放ちました。それを見たミツバチたちが花に集まってくるのがまた面白い。桜が終わっても、いろいろな花見は続けていきたいと思いました。
寺尾沙穂さんの名曲『お天気雨』。透き通った歌声とピアノが気持ちのいい季節です。昨年12月に上野のROUTE BOOKSで彼女の演奏を家族で初めて観たのですが、あまりにも素敵な歌声に心を奪われ、不意に涙がジワッと溢れたのを覚えています。デビューの頃から大好きなシンガーです。そしてやさしい音色のギターは星野源! それでは、菜の花に囲まれた素晴らしい週末を。