今日はわたしと夫の結婚10周年記念日です。
2007年5月11日に入籍して、9月に名古屋で結婚式、10月に東京でパーティーを開き、
11月に新婚旅行へ(この写真立ての一枚は新婚旅行先のサンフランシスコで撮影)。
もう少し遡ると同年3月の深大寺ダルマ市でダルマを買った翌日に
運命的な一軒家の物件に出会い、4月にはその家に引っ越しました
(このエピソードは『sketch 2』のエッセイ「ダルマのひみつ」に詳しく書いています)。
こうして整理してみると2007年というのはつくづく激動の一年だったなぁと思います。
結婚したのは34歳と36歳のとき。
いまは44歳と46歳で、そのあいだに娘が生まれ、夫の父と祖母が亡くなり、
一年一年の変化が大きい10年間を、ともに生きてきたなという感慨があります。
わたしはどうしても結婚したいとか、しなくちゃとか強く思っていたわけではなくて
家族を心配させながらも独身生活を満喫していたし
結婚も独身もそれぞれの楽しさがあるといまでも思っています。
けれど、夫というパートナーを得たことで
文章と絵を柱にした本をつくろうと具体的に構想できるようになったこと、
また子育てを経験しつつ仕事をすることをあきらめないでいられること、
なにより毎日笑って暮らせていることに、心から感謝しています。
これからも、隣に理解者がいる心強さを感じながら
お互いのことと前に伸びている道の両方を見つめて
一歩一歩進んでいくような関係を築いていきたい。
そのためには日々の心がけや努力も必要だということを忘れないようにして
11年目の結婚生活をスタートしたいと思います。
ところで、わたしが結婚するときに年上の友人が贈ってくれた言葉を
わたしもいま、パートナーを得た友人に伝えるようにしています。それは
「その相手に『わたしを見つけてくれてありがとう』と感謝しなさい」ということ。
ケンカをしたときも、この言葉に何度も助けられてきました。
そしてこの10年間を振り返ってのシンプルな感想は
毎日いろいろあるけど、結婚はとても楽しくておもしろい、ということです。