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Jul 04,2017

今池 walkin'

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先日訪れた名古屋のちくさ正文館書店から少し歩くと、今池という街があります。繁華街というよりは、こぢんまりとした歓楽街といった雰囲気で、味わいのあるお店や建物が点在しています。


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ウニタ書店は、人文・社会科学の書籍を中心にした品揃えで、大学の教授や新聞社に勤めていたような本好きのおじさんたちが集います。家族経営っぽいところもいいなと思います。

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書店の隣は今池劇場という映画館でした。閉館した今もそのままの状態で残っています。このビル自体閉店している店が多いのですが、このまま保存したい風景でもあります。


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裏通りを散策するとイケてる書体の喫茶店を発見! デジタルとアナログが程よく融合したインベーダー的要素が満載です。「アメリカ映画 ロックがすき」というストレートで潔い店主の告白にも心踊ります。残念ながら夕方で閉店のようで、次回訪ねてみたいと思います。


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定食屋さんが好きなので、ことぶきやのシンプルな佇まいには吸い寄せられました。左下のポストの脇にある小さな扉が魅力的で、ここを素早く出入りできる小さなおじいさんが料理を作ってくれるのではと、想像は膨らみます。


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良質なミニシアターといえば、名古屋シネマテークです。ちょうど『人生フルーツ』が上映中。僕は津端さんが設計し暮らした高蔵寺ニュータウンにある高校に通っていました。雨の日も風の日もヘルメットをかぶって(校則がとても厳しかったのです)、山の上まで急な坂道を自転車で通学。学校の帰りに友人と坂を全速で下る途中、猫を避けようと転倒。学生服が上下とも見事にビリビリになり、高3の2学期に新品の制服を買い直したという苦い記憶も。

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元祖台湾ラーメンの味仙は、オープン前の行列ができていました。→ BLOG「元祖台湾ラーメン」

うっすらと土地勘のある今池でスマホに頼らず、記憶と嗅覚だけを頼りに歩くのは贅沢で楽しい時間でした。旅はさらに奥へと続きます。

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Author : Takahiro Koike