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Jan 12,2018

イラスト連載 おでん小料理 「志乃ぶ」

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『栄養と料理』1月号からスタートした新連載、小沼純一さんのエッセイ「おいしい時間の流れる場所は・・・」で、早稲田にある おでん小料理「志乃ぶ」のイラストを描きました。

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集まる人たちはご近所のおじさんから大学教授や職員、会社の上司と部下、学生はもちろん海外からの留学生まで実にさまざま。(早大を卒業したという背広姿の父と在学中の娘が、2人で楽しそうにおでんをつつく姿がとても微笑ましかったなぁ)

おでん鍋の前に立つ若女将らしき女性が客のリクエストに的確かつ機敏に反応し、店主はカウンターの奥で焼き物や生魚を手際よくさばいています。大きな樽から注がれる升酒に口をつけ、塩をチビリとなめると木の香りとまろやかな酒の風味の贅沢なマリアージュが堪能できました。


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早稲田大学の前を通りかかると、ちょうど大隈講堂時計台の鐘が鳴り響きました。授業を終えた学生さんたちが楽しそうに歩いています。(自由で広い大学のキャンパスは大好きです)


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脇道に入るとペナント専門店がありました。気になるので今度入ってみたいと思います。

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日が暮れると、ご覧のような赤提灯が「おいで、おいで」とお出迎え。ワイワイしているお客さんたちの声も、耳に心地よいボリュームで響きます。狭すぎず広すぎない、適度なサイズの店内も気に入りました。料理はどこまでもシンプルですが、きっちりと細かな手仕事が隅々まで行き届いていて感激。店内を包みこむ出汁の香りとともに心と体を芯から温めてくれました。今度は奥さんを連れて行こうと思います。

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『栄養と料理』2月号はただいま発売中です。それでは、和やかで温かな週末を!

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Author : Takahiro Koike