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Jan 15,2018

年末作業と保存瓶

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昨年末の片付けや掃除の作業は、例年と比較してけっこう満足度の高いものでした。
理由はおそらく、12月上旬から徐々に、小さな部分から着手していったこと。
また娘の引き出しを新規導入した(→ BLOG )効果もやはり大きく、
やっぱり一年に一度くらい、客観的に家じゅうを観察して
より使いやすく、より気持ちよく過ごせるように改良することは大事だなと実感。

そんな片付け作業も大詰めのころ、台所の床下収納の整理に取りかかってみたら
持っていることも忘れていた(つまり使いこなせていない)ワックスペーパーを発見。
オーブンシートはよく使うのに、これはラッピング用品のため使用頻度が低いのです。

でも後日ブラウニーを焼いたときに(→ BLOG )ピン!ときました。
切り分けたものを個別包装して保存瓶に入れれば、見た目よしのうえに
瓶の内側も汚れないということに。

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この小さなアイデアも、普段はもっぱらゴミ袋などを出し入れするばかりの床下収納に
腰を据えて向き合ったから。
新しい年がはじまって二週間、毎日なんとなく気分がいいのは
こうして年末に、収納の中の整理をちょこちょことがんばったことが大きいと思うのです。
収納をなにげなく開け閉めするたびに、よく使うものだけがそこにはあって、
それをスムーズに手にとれることがこんなに気持ちいいことなのかと
あらためて感じているところ。

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もう一つ、保存瓶つながりで、お正月休みにやった作業の話。
ちょうど休み中も、ひやりとする地震がありましたが、
災害時用の非常グッズの見直しをやりました。

すると娘の着替え用の服や下着や靴(大きめを入れていたつもりだったもの)が
見事すべてサイズアウトしていることが判明。
どれも新品未着用だったので(いざというとき少しでも気分がいいように
大人の分も子どもの分もそうすることにしたのです)、
向かいのお宅によく遊びに来る、娘より小柄なお孫さんにそっくりゆずらせてもらって、
また新しいセットをひと揃い買いに行きました。

そして、いつも頭を悩ませるのが保存食の問題。
賞味期限が来てしまって新しいものと入れ替えるときに、
非常用のアルファ米を普段の食事で消化するのは、どうも気(箸)が進まない......
買うときは高いのに、本当にもったいない話なので、
現在はアルファ米商品ではなく、乾パン、ようかん、おもち、といった
賞味期限が来てもよろこんで食べられる品物のラインナップにしています。

とはいえ、賞味期限が迫ったようかんを入れ替えながら、
これをそのまま全部消化するのはちょっとたいへんかなぁと思いつつ
ネットでアイデアを探してみたら、なんとようかんを溶かしてバターと小麦粉と混ぜて
あんバタークッキーにしてしまうという斬新なレシピを発見!
半信半疑でやってみたら、なかなかおいしくてびっくりしました。
これなら無理なく消化できそうと、上機嫌で保存瓶に入れた次第。

非常グッズの点検って、やっていてけっして楽しいものではなく、
むしろ憂鬱で心が重い作業なのに、それでも向き合わなくてはならないもの。
大人になると、そうした作業がいくつもありますが、
それが現実であり人生であり、逃げることはできません。
だからこそ、このようかんアレンジクッキーのように、
意外で楽しい発見があると、ちょっとだけ救われた気持ちになるし
点検と入れ替えが終わってみれば、
「やれることはやった」という安心の分だけは
心が少し軽くなっていることに気づきます。

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Author : Nao Ogawa