Feb 09,2018

熊谷守一 生きるよろこび

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仕事がひと段落したので、東京国立近代美術館で開催中の熊谷守一展に奥さんと行ってきました。要町にある熊谷守一美術館には何度も足を運びましたが、大きな会場でしかも200点以上の作品やスケッチが一堂に集まるのは壮観でした。

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数年前に取材で訪れた国立近代美術館で、ゆっくり展示を観るのは今回初めて。エントランス奥の休憩スペースは、さすが国立という開放感と眺め。


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僕らが観たのは午前中でしたが、たくさんの人たちが訪れていました。とはいえ、それぞれの展示スペースが広いので、ゆったりと観ることができます。


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目の前は皇居です。日差しが気持ちが良く、お堀沿いを歩いて竹橋から大手町方面へ。

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皇居の周りを走るランナーたちとすれ違いながら、大手町から東京駅を通り過ぎ、有楽町まで歩きました。休みなく仕事に集中してきたので、小さなごほうびにランチビールで乾杯! これで今月はもう大丈夫です。


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名門東京美術学校(現 東京芸術大学)で絵を学び、さまざまなスタイルを模索し、熊谷作品の特徴である赤い輪郭線がようやく登場するのは50歳代半ば。それまでの蓄積と挑戦をエネルギーにして、少しずつ完成していく様子がわかりやすく展示されていました。


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作品はもちろんですが、この風貌がたまらなく好きです。手前にある『獨楽』という写真集は、2005年に豊島区要町の熊谷守一美術館で行われていた藤森武さんの写真展で手に入れました。


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藤森さんは熊谷が94歳から97歳までの3年間に渡り、自宅に通って熊谷夫妻を撮影してきました。展示の時にちょうど藤森さんご本人がいらして、当時の話をしてくれたことをよく覚えています。(現在美術館のある場所が元自宅で、入り口の木は当時の庭にあったものを残しているのだそう)


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目の奥がキラキラ輝いているこの写真が、僕はいちばん好きです。写真には熊谷守一自身の言葉が。「今は人生70年でしょう。わたしがもうすぐ100になるってんで、人は「祝ってあげる」って言うんですが、そんなあほらしいことやられちゃ、たまるかってんですわ。100年が定年じゃ、やりきれません」



僕の憧れのおじいちゃんで絵描きさんです。展示は3/21まで、4月には愛媛でも開催されます。5月には映画『モリのいる場所』も公開されます。それでは、有意義な3連休をお過ごしください。

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Author : Takahiro Koike