昨日の夫のブログとはまったく違うベクトルからの、言葉の話。
昨日は目覚まし時計を2時50分にセットして寝たら2時48分に目が覚めて
ひとりで一階に行ってワールドカップ決勝リーグの日本対ベルギー戦を観ました。
あまり大声を出さないようにしなきゃと思っていたのに、
ハーフタイムのときに降りてきた夫によると
わたしの「よし!」「いけ!」「あー!」といった声で目が覚めたそうで
夫が起きてくるなり日本の先制点が、娘が起きてくると2点めのゴールが決まって
我が家のリビングは朝4時過ぎから熱狂の坩堝。だったのに......
なまじっか「もしや勝てる?」と一度夢を見かけてしまっただけに、
終了後はあまりに落ち込んでヨガもできませんでした。どよーん.........
ワールドカップをこんなに真剣に応援したのは果たしていつぶりだろうかという、
にわかもいいところのわたしのサッカー観戦ですが、
それにしても試合終了後のインタビューがまたおもしろいですよね。
選手それぞれキャラクターが立っていて、とくにキャプテンの長谷部選手は
「あー、やっぱりこういうひとがキャプテンだよなぁ」というコメントに
毎回惚れ惚れしていましたが(おまけに俳優さんレベルの美形)、
昨日のインタビューでは涙をこらえながら
「言葉を選ぶのが難しい」と何度か言っていたのがとても印象的でした。
やっぱりこれまでの試合ではなんだかんだと勝ち進んでいるなかでのコメントで
そういう状況と、悔しさで今にも泣き崩れたいのを必死にこらえてカメラの前でしゃべる状況では
言葉選びの思考回路が全然違うんだろうなと、その表情から想像できました。
でもそんな自分の状態を「言葉を選ぶのが難しい」と正直に明かす姿にもまた胸を打たれた次第。
90分間もあんな広いスタジアムを走り続けている身体能力だけでもすんごいのに、
その後に言葉でも観衆を感動させてくれるなんて、ひととしてのステージ高すぎ
(と長谷部選手をベタ褒めですが、試合中くぎづけだったのは柴崎選手)!
でもきっといちばん難しく、なのに大切なのが「言葉の選び方」なのでしょうね。
体調管理からセットプレーの練習までめちゃくちゃ忙しいでしょうに
ひとの心を動かす言葉の練習(?)なんていつしてるのかしら、っていうくらいに
監督と選手のみなさんのコメントにも注目しっぱなしのワールドカップ日本戦でした。
*写真は、これほど心が沈んだ早起きもないよな......と見つめた昨日の早朝の庭です。
内容と関係なさすぎてすみません。