3連休はわたしも夫も入稿前でずっと家に缶詰めで仕事していたのですが、
てっちゃん(わたしの父)が愛用のガーデニング道具持参で
かねてからの約束だったクリスマスローズ畑を庭の一角に作ってくれました。
予報より雨が長引いて降ったり止んだりのなか、
実家の庭から株分けして持ってきた数十株のクリスマスローズを
芝生が育ちにくい梅の木の下の一角に植えていきます。
てっちゃんのクリスマスローズ愛には目をみはるものがあり、
「寒い時期に咲いてくれて、きれいで、楽しめる時期が長く、手もかからない」と
おなじみの無口キャラが信じられないほど饒舌な絶賛ぶり。
そんなてっちゃんの愛情に応えるように、
実家の庭の冬から春にかけてのクリスマスローズはそれはそれは見事なのですが
花の種が飛んでどんどん株が増えるため、それを我が家の庭に分けてやろう、
という計画をてっちゃんはずいぶん温めてくれていたようでした。
2本の梅の木の下に分けて植える予定が、途中でてっちゃんの腰が痛くなってきたため
「残りはわたしがやるからもういいよ」と止めて、
お昼ご飯をつくって食べてもらい、午後にてっちゃんは帰っていきました。
わたしは仕事が一区切りした夕方にがんばって全て植え終え、
翌朝に写真を撮って、それをてっちゃんに送って報告しようと思っていた矢先に
みーちゃん(わたしの母)から電話があって
「てっちゃんが、昨日作業を途中で終えてきちゃったって気にしてて、
続きをやるって言ってもう向かってるから。あと少しで着くわ」。
結局追加であと数株クリスマスローズを持ってきていて、
他にもこの鉢が元気がないから植え替えなさいとか、ここの雑草を抜いてやるとか、
両親がわたしの庭に細かいダメ出しをしながら手入れをしてくれました。
てっちゃんがこうして植えてくれた木や草花は庭のあちこちにあって
実は我が家の造園計画はひそかにてっちゃんが握ってくれているのかもしれません。
わたしはずっと家にいる生活なのにターシャ・テューダーなんて夢のまた夢ですから
てっちゃん造園が本当に頼もしく、ありがたいのです。