Nov 01,2018

ありがとう、さよなら

181101nao001.jpg

4年半、乗り続けて来たクルマを買い換えることにしたのは
前から考えていたことではなく、急な展開で決まったことでした。

9月下旬の雨の夜のこと、娘の塾のお迎えに行こうとガレージから出したときに
ちょうど対向車が来てしまいました。うちの前の道は狭いので、
すれ違うときはどちらかが脇に寄って停まらないと怖いのですが
雨で見通しが悪かったせいもあるのか、対向車がかなり接近してきてしまい、
わたしは一度出たガレージにもう一度バックで入って道をあけようとしたところ、
リア(車の後部)のコーナーを壁に擦ってしまったのです。

クルマをぶつけた経験のある方ならわかると思いますが、
あの「あ"ー......やっちまった......」というズーンと重たい絶望感。
それを抱えながらもとにかくお迎えに行って塾の前にクルマをつけて、
恐る恐るキズをのぞいてからの、さらに激しい落ち込み。
数日後、ディーラーに修理の相談に行くと、
表面の擦りキズなので恐れたほど高額な見積もりではなくホッとしていたら、
担当の方が「来年の4月に車検ですから、その前に買い替えはどうですか?」。

わたしも夫もクルマは詳しくないしあまりこだわりがなくて
(というわりに選ぶ段になると「これは違うかな」と感じるものが多いですが)、
車検前にこまめに買い換えていくという意識はありませんでした。
でもディーラーさんが「この車種はいま人気なので、
4年半乗っていても下取り額はけっこう高いですよ」と言いながら
提示してくれた金額を見たら「えぇ?そんなに?」とびっくり。
今回の修理代と来春の車検代の出費を考えたら、
たしかに買い替えも一つの手かも......と思えてきました。
ディーラーさんはそんなわたしの反応を見て「キズは未修理のまま買い替えをしては」と
新しいカタログをいろいろくれて、わたしは半分その気になって家に帰ってきました。

暗い顔でキズの修理に行ったのに、ウキウキと新車のカタログを持ち帰ったわたしに
夫は苦笑いしながら「まぁ、ちょっと冷静になってよく考えよう」という反応。
この件に関してはわたしが動くしかなさそうだなと、ネットでいろいろ調べ、
中古車買取業社にも見積もりを依頼すると、ディーラーよりさらに高い金額が提示されたことで
わたしは俄然「よーし、買い換える!」というモードに。
母に話してみると「これまでみたいに頻繁に愛知と往復することもないし、
塾やバレエの送り迎えがメインなら、もう少し小さい車でいいんじゃないの」との助言。
なーるほど、それなら次のクルマはほぼ下取り額で買えるしね!とさらに奮起。
そもそもおしりを擦ったのも、ガレージに対して車の大きさがギリギリで
車庫入れが難しいのも一因だったし、今のライフスタイルに合わせて車もサイズダウン、
というのはすごく理にかなっている気がしました。

というわけで、これまでよりボディサイズが一回り小さい車種を探して
2社の2種にしぼり、最終的にこれという1台に決めました
(結局これまでのクルマとは違うメーカーにしました)。
振り返るとこんなにゼロからクルマ選びをしたのは、
社会人になってすぐにグリーンのローバーを買ったとき以来だし、
次のクルマはちゃんと日々大切に乗ろうというやる気が今のところみなぎっています(笑)。

昨日、10月中の受け渡しを条件に高値をつけてくれた中古車買取業社に
これまで乗ってきた車を下取りに出しに行き(写真はそのとき揃えたキー2つ)、
あとは新ディーラーさんに代車を借りながら10日後の納車を待つばかり。
もちろんそれは待ち遠しく楽しみですが、
買い替えが決まってからというもの、これまであまり何も考えずに乗ってきたクルマに
不思議な愛着と、深い感謝の気持ちが沸き起こってきて、それをかみしめながら
「あと2週間だね」「あと1週間かぁ」とせつない思いで運転していました。

何度も愛知を行き来し、最初は乗せていたチャイルドシートが途中から外れて、
半年前には義母の引越しまで頼もしくやってのけてくれた車です。
わたしたちが気に入っていたワインレッドはもう廃番だそうだから、
それを選んで愛してくれる、よい新オーナーさんに出会えることを願うばかりです。
4年半ありがとう、さよなら、元気でね!

  • Facebook
Author : Nao Ogawa