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Jan 17,2019

『メルボルン案内』の旅5

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メルボルン旅5日目。
花粉のせい(と思い込む)で相変わらず鼻がグズグズしながらも最小限にヨガ。
毎日いつの間にか1万5千歩くらい歩き回っているので
ちゃんとストレッチやヨガをしないと体に疲れがたまってしまいます。
でもマットさえ敷けばすぐヨガができるのですから、これはやっぱりわたしの旅のお守り。
さて、日が昇ってくると、チェックアウトの朝も快晴!

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娘の朝勉強を終えたら朝食。冷蔵庫は空っぽ、ゴミもまとめておき、
テーブルに鍵を置いて外に出ればチェックアウトは完了。
初Airbnbはチェックイン&アウトともにとてもラクチンでした。
航空費も宿泊費もはね上がるホリデーシーズンでも1泊1万5千円ほどだったし
(オフシーズンなら一万円を切る部屋だったよう、と思えばいくつかの不満も仕方ないような)、
とにかく眺めが最高でした。5日間お世話になったお部屋にお礼と別れを告げます。

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次の宿への移動も、いいお天気と目の前がトラムストップという便利さに押されて
ウーバーやタクシーは呼ばずにトラムでやっちゃいます。
後半の宿はCBDの目抜き通りBourke Street沿いで、またもや目の前がトラムストップ、
しかもめちゃくちゃ使える96番と86番トラムが通る超好立地。
10時過ぎにホテルに着くと、ラッキーにもアーリーチェックインができたため
部屋にスーツケースを運び入れてから街へと繰り出します。

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クリスマス翌日の26日は「ボクシングデー」といってデパートが一斉に大型セールを行う日。
これまた日本のお正月のデパートの初売りみたいなものでしょうか。
Bourke Street沿いに並んで建つ高級デパートのMYERとDavid Jonesにも
早朝から行列ができていて、その様子をニュースで報じていました。

しかし海外でのブランドショッピングにはあまり興味がないわたし。
今ヨーロッパに行ったらどうなんだろう?と自分でもわからないのですが
とにかく昨年のシアトルでも、その前のメルボルンでもハワイでも、
買い物は専ら街歩きの流れで偶然見つけて気に入ったものを買う、というささやかなもの。
なのですが、娘の旅の友達(人形)で有力な品がDavid Jonesにありそうとわかり、いざ出陣。
無事にお目当の子を手に入れて(いずれ登場します)、
その売り場から降りてくる途中の帽子売り場で、不覚にも忘れた日よけ用の帽子を買うことに。
かれこれ15年近く愛用しているヘレン・カミンスキーのProvenceの色違いのチャコールが
日本で買うより1万円ほど安くなっていたのでそれにしました
(とはいえ2万円ちょっとしたのです。本国でもお高いのですねぇ)。

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メルボルンといえばまずこの風景でしょう、というCBDの路地裏に
思えばこのとき初めてやってきました。3年前の記憶がおぼろげらしい娘も
この風景に迷い込んだ瞬間「なんかここ、おぼえてる!」と興奮していました。

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ロイヤルアーケードもにぎわっていて......

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そのなかにある「ゲヴォーツハウス」にまたもや寄り道にしておみやげの買い足し。
ボクシングデーにつきクリスマス雑貨が30%オフになっていました。

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そして約束の12時にやってきたのはここ「Brunetti(ブルネッティ)」
ある方との待ち合わせです!そのお相手は......

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『メルボルン案内 たとえば、こんな歩きかた』のコーディネーター&通訳である
リーヨン・スーさんです!初日に会う約束がいろんな都合でこの日になりました。
前日はやはり家族でクリスマスをお祝いしていたとのこと。相変わらずの美人さん。

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この「ブルネッティ」は数日後にゆっくり行くことになるカールトンに本店を構える
メルボルンの人々に古くから親しまれるファミリー向けイタリアンレストラン&カフェ。
CBDのフリンダースレーンにあるこちらの店舗は2017年オープンとまだ新しく、
本の取材のとき前を通った際にリーヨンさんとこの店の話が出たのを思い出して
今回の待ち合わせ場所にしたのでした。店内は300席ととても広くて、
カウンターでオーダーしてテーブルまで運んできてもらうするカジュアルなスタイルと
サンドイッチやピザなどの軽食は子ども連れにとってちょうどいい感じ。

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1時間ほどランチした後はちょっとCBDを歩いて......

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ロイヤルアーケードで家族の写真を撮ってもらったら、リーヨンさんとはお別れ。
後日リーヨンさんがサウスメルボルンマーケットに勤務している日に行くかも〜と
言いながら別れましたが、結局タイミング合わず。でもサクッとでも会えてよかった!

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さて、午後の予定はこちらへ。「NGV(ビクトリア国立美術館)」です。
お目当てはJulian Opie展。ジュリアン・オピーといえば、
BLURのベスト盤のジャケットでも有名なイギリスの現代アーティストですね。
この展示がまー、期待を超える素晴らしさで、もう感動しちゃいました。
彼のアートは子どもにも親しみやすいとあって子ども向けのコーナーがあり、
自分の顔を撮影し、その画面をペンや指でなぞって色づけすると
オピー風の自画像が出来上がるという心憎い体験型ゲームは大人もハマる楽しさ。
というわけで、家族それぞれやってみました!

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まず娘。特徴的な眉が強調されてちょっとイモトさん風ですが(笑)。

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次にわたし。肌や髪の色にくわえて服の色や柄、背景の色も選べるので
混んでなければ何回でもやりたい面白さでした。どうでしょう、けっこうオピーっぽいのでは?

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そして夫のはさすが職業にしてるだけあって上手いじゃん!って出来だったのですが、
出来上がりを自分のメールアドレスに送ったはずが全然届かない(入力ミス)!
というわけでわたしが保険で撮っておいたこの写真しか残っていません。うーん残念。

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常設展もじっくり見て、ミュージアムショップで記念グッズもあれこれ買って、
気づけばもう閉館まで1時間を切ってしまい、もう1つの展示の「エッシャー×NENDO」は
泣く泣く見送りとなりました。うーん見ておきたかったけど......
さすがに娘の集中力も持たなさそうだったし、仕方ないか。

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CBDに戻る途中で夫が「Australian Music Vault」という展示を見たいという
「Arts Centre Melboune(アートセンター)」に寄り道。
そういえば前回のメルボルンのLake Street Diveの野外ライブ(→BLOG)は
たしかこのアートセンター脇の広場だったっけ。

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この日は部屋食ができないので、どこで食べようか......と悩むもめずらしく方針が決まらず
(昼にイタリアンを食べちゃったし前日に中華も食べているしで)、
わたしは鼻グズグズがけっこうつらく、なんだかエスニックで元気になりたい!
けど、あまり辛めだと娘が食べられないし、というわけでフォーを食べることに。
その場でネット検索してCBD内のベトナム料理店に行ったのですが
フォーはおいしかったけどそれ以外の品が今ひとつで、残念ながら
あまりテンションの上がらない一回となってしまいました(こんなときもあります)。

娘は「だからわたしは部屋食がいいの!もう毎日ホテルの部屋で食べるのがいい!」と
プンスカしていましたが、まぁまぁ、そればっかりでも大人にはちとつまらない。
子どもとの旅は、その辺の兼ね合いがたいへんといえばたいへんです。

......と、こんな感じで旅はいよいよ折り返し!次回からは後半4日の日記です。

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Author : Nao Ogawa