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Jan 23,2019

『メルボルン案内』の旅7

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メルボルン旅7日目。
すんなり6時に起きられてヨガをやり、シャワーで汗を流してから
娘が起きてくるのを待つという余裕があったのは、花粉症がだいぶ快復してきたから。
やっぱりあのグズグズは公園が近いってことが大きかったのでしょうか。

朝食は午前8時、昨日の残りであっさりと。
一つ今回の旅での新発見は「朝の紅茶ってこんなにおいしかったっけ!」ということでした。
普段の朝の飲み物は、ここ数年コーヒーが多かったのですが、メルボルン旅行中は
アパートメントやホテルに備え付けの紅茶(普通にTWININGのティーバッグ)が妙においしく、
夫も同じことを言うので、帰国してすぐに紅茶用のティーポットを買ったほど。

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さて、9時にホテルを出発、目の前の停留所からトラムに乗って向かったのは......

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CBDからまっすぐ北に1キロほどのカールトンというエリアです。
『メルボルン案内 たとえば、こんな歩きかた』でもページを割いて紹介していますが、
わたしはこのエリアの雰囲気がとても好き。緑したたるライゴンストリートという並木道に沿って
イタリアンカフェやレストランが軒を連ねるイタリア人街です。
ここに、前回の取材時にはまだ工事中だった建物がオープンしたとの情報をゲットし
そんなことからも今回の旅ではカールトンを訪れるのをとくに楽しみにしていました。

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その新スポットというのがこちら、「KING & GODFREE」
19世紀のビクトリアン建築をリノベーションした建物に
イタリア食材店やカフェバーなどが入っていて、もう超絶おしゃれ!でした(笑)。

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この日の部屋食の買い出しもライゴンストリートで行うつもりのため、
最後にゆっくり来ようと話して、いそいそと向かったのは......

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前日もセントキルダで行った「Readings(リーディングス)」の本店です。
飲食店でもないのに朝9時からオープンしているのもうれしいかぎり。
朝から精力的に活動したいわたしたちとしては
朝早くスタートして夕方あっさり閉まってしまうメルボルンの街は本当に相性がいい(笑)。

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探している本は残念ながら見つけられませんでしたが、雑貨もかわいいものが揃っているし
店内をぶらぶらしているだけでも十分楽しい。オリジナルトートバッグは、
やっぱり昨日のセントキルダの種類はなく、また別の魅力的なデザインがあったので
今度は夫がそれを買っていました。

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ここカールトンのReadingsには児童書専門の別館もあります。

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次は評判のパン屋さん「BAKER D. CHIRICO」へ。
実は前日にセントキルダで空振りしたのはここの支店でした。
ライゴンストリートから1本曲がった通り沿いで、店の前の人だかりですぐにわかります。

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ハード系のプレーンなタイプから、クロワッサンやデニッシュなど甘いパンまで
どれもおいしそう! そうか、素敵な本屋さんとパン屋さんがあるということは
わたしが好きな街の条件をばっちりカバーしているわけで、
だからこんなにカールトンに魅かれるのかもしれませんね。

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パン屋さんの隣にはあの「Market Lane Coffee(マーケットレーンコーヒー)」もあり、
おしゃれなワインバーも発見。うーん、こうして旅を振り返っていたら、次にメルボルンに来たら
何日かカールトンのAirbnbに泊まるのもよさそう、なんて思えてきました。

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そして、「Gewurzhaus(ゲヴォーツハウス)」の支店も。
なんと今回の旅では、ビクトリアマーケット内の店、ブロックアーケード内の店、
ここカールトンと3つの店舗で買い物してしまいました(笑)。
ここは路面店なのでインテリアがかわいく、お客さんもそれほど多くないので
他の店にくらべてゆっくり買い物ができます。

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旅のお友達をもう一人手に入れたいと思っている娘は
おもちゃ屋さんでお人形探し。

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お昼近くなると、朝が軽めだったのでお腹がいい具合に空いてきました。
この日のランチは絶対ここ!と決めている「Tiamo(ティアモ)」へ。
本の中でも紹介しているライゴンストリートの名店で、前回の取材時も
あまりのおいしさに安彦さんの滞在最終日にもう一度来たほど。

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テーブルに来てくれたホール担当の男性に、春にここを取材させてもらったのだけど、
その本ができたからどうぞ、と渡すと、さすがイタリア人(?)、
すっごい感情表現が豊かで、めちゃくちゃ喜んでくれて......

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吹き出しをつけるとすれば「オーイ、みんな!ちょっとこっち来て見てみろよ!」

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「お前、スッゲーかっこよく写ってるよ!」
「えぇ、どれどれ? お、ほんとだ。なかなか渋くていい男じゃん」
......と言ってたかどうかはわかりませんが、
こんな具合にとっても盛り上がってくれていました。

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オーダーしたのはシンプルにマルゲリータと(めちゃくちゃ美味しかったのに
気づいたら半分が娘の胃袋に消えていました......)

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取材の時も食べたミートボールのパスタ。手打ちのパスタがモチモチで最高!

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シーザーサラダ、とさらにジェノベーゼも頼んだのですが
お腹いっぱいになってしまったので、持ち帰りにさせてもらい夕食に回しました。

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Tiamoを出ると、本腰を入れて夕食の買い出し開始。結局KING & GODFREEではなく、
「D.O.C」というデリカテッセンでお惣菜をいくつか買い込みました。

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周辺にレストランやカフェも展開しているお店のようで、
品揃えも内装も洗練されていて素敵なお店でした。

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カールトンを去る前に、ここに行っておかなくちゃ、と立ち寄ったのは
Tiamoの隣、そしてKING & GODFREEの施設内に含まれている
ジェラート屋さんの「PIDAPIPO(ピダピポ)」。このお店は、
Tiamoの流れで飛び込みで取材をさせてもらったにもかかわらず快く対応してくれて、
しかもとてもいい写真が撮れたので、感謝しているのです。
お店のインテリアもおしゃれだし、なによりジェラートがとびきりおいしい!

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取材時にいたスタッフは不在のようでしたが、本を見せてお礼を伝えたら
「えぇ〜!?すごい! このページ、写真撮っていい?」というので
「いえいえ1冊どうぞ」と謹呈すると、またすごい喜び様(笑)。
うーん、感情をこんなに豊かに表現できるって本当に素晴らしいですね。
わたしはメルボルンに行くたびに、こういう気持ちのいい人たちになりたいなぁ、と
思わずにはいられません。

......と、こんな感じで午前中のカールトン探訪は充実の内容で終了。
買い込んだ食材をホテルに置きに戻り、午後はまた別のエリアへ出かけました。そこは......

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ヴィンテージショップやカフェ、レコード屋さんなどがたくさんある
カルチャータウン、フィッツロイ&コリンウッドです。
ホテルからトラムで1本、10分ちょっと乗るだけでアクセスできます。

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この街ではレコ屋めぐりを決め込んでいる夫と別行動をすることに。
この日も最高34度まで上がり、疲れが出てきた娘が休みたがったので
本にも紹介した自然食品店「FRIENDS OF THE EARTH」のカフェで休憩することに。
オーガニックのリンゴと梨のサイダーを飲んだらびっくりするほどおいしかったなぁ......

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数軒隣にはセンスのいい書店「HAPPY VALLEY(ハッピーバレー)」もあります。
店主のクリスさんがわたしの本の完成を楽しみにしてくれていたので郵送していましたが
この日は残念ながら会えず。でもわたしは、この本屋さんにくると、
「メルボルンに来たなぁ」という気分に浸れるのです。そんな大好きな店。

スミスストリートにはオーガニックスーパーもいくつかあるので、
カールトンでは買わなかった野菜やフルーツを買い足し、
トラムでまたホテルへ戻って来ました。時間的にはまだ16時くらいだったので、
夫はCBDにスニーカー探しの買い物に出かけ、
わたしと娘は家族用に免税店でプロポリスだけ買ったらすぐ部屋に戻って
夕方の勉強を済ませてしまいました。

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順番にシャワーを済ませ、洗濯(ホテル内に無料のランドリー室があったおかげで
毎日洗濯ができたのです。これはすごく高ポイント)を済ませてから、19時半に夕食。
真ん中のジェノベーゼがTiamoから持ち帰ったもの。これも絶妙に濃厚でさすがって感じ。
D.O.Cで買ったライスコロッケやソーセージ、夫のお得意の野菜のソテーもおいしかった。

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そうそう、娘がパジャマにしているドラえもんTシャツですが、
クリスマスの日に公園でイタリア人親子との交流があった日(→BLOG)、部屋に帰ってから
「このTシャツを着てたらもっと盛り上がったのに!」と悔しがっていました(笑)。
まぁたしかに......着ているものが友達作りのきっかけになることは多いし、
言葉が通じにくい外国ならなおさら強力なツールになりますよね。
パジャマにする約束で買ってあげたTシャツではありましたが、
海外旅行では外で着るのもいいかもしれません。

......というわけで、7日目の日記もようやく終了。旅は残すところあと2日です!
錦織選手のように最後まで粘り強く(?)、日記を書ききるつもりです。

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Author : Nao Ogawa