仕事場で使う年代ものステレオアンプの調子があまりよくないので、お店に持ち込み修理可能かどうか見てもらうことになりました。その間レコードが聴けないのは大きな痛手です。代役にと抜擢したコロンビアのレコードプレーヤーがただいま大活躍中。
昭和歌謡と昭和アニソン好きな娘のために購入したものですが、使ってみるとこれがなかなかの優れもの。スピーカーは本体内蔵、針を溝に置くだけでレコードが回り音楽が鳴り始めます。(しかも僕好みのモノラルサウンド!)やや湿ったような温もりのある音色は、デジタルでは完全再現不可能な趣のある味わい。 もっさりとしたドラムの音は耳に心地よく、仕事もはかどります。特に7inchシングルは45回転ということもあり、音の粒だちをまろやかに再現してくれます。(再生中はプレーヤーを縦にしても横にしても、しっかりとピッチを保ってくれる安定感が実に素晴らしい!)
ターンテーブルにスリップマットを乗せてみると、さらに高級感が増しちゃいます。
ヘッドホン端子からスピーカーをつなげれば、モノラルテイストは格段に倍増します。ジャズやクラシックを極限まで楽しむ高級オーディオもいいものですが、僕が好んで聴くインディーロックやフォークミュージックには、素朴なポータブルプレーヤーがしっくりするような気がします。
聴いていたレコードはsufjan stevensの『the avalanche』という21曲入りの2枚組アルバム。オレンジとホワイトの鮮やかなカラーレコードがうれしい! 彼のフォークソングやクリスマスソングは本当に素晴らしいと思います。それでは、春の足音が聴こえるような穏やかな週末を。