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Feb 28,2019

『Ladies in Black』

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そういえば年末のメルボルン旅行から帰ってくる飛行機の中で観た映画が
そのときの気分にぴたっとはまり、エンディングも爽やかで気に入ったので、
なんと2回たて続けに観て、隣に座る娘と夫をビックリさせたのでした。

映画のタイトルは『Ladies in Black』。
1959年のシドニーを舞台にしたオーストラリア映画です。
デパートの婦人服売り場に勤める女性たちが
結婚、夫婦間のすれ違い、将来の夢、老いた親の介護など
それぞれの悩みに直面しながらも力強く一歩を踏み出していくストーリー。

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......なんてあらすじを説明しておきながら、実は日本語字幕も吹き替えもなくて
必死で英語を聞き取りながらの鑑賞だったのであまり自信はありませんが
でもまぁ、だいたいそういう話。ストーリーも清々しい感動を呼ぶのですが
舞台となっている1950年代のファッションも見ていてワクワクします。

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とくにハンガリーからの移民男性にプロポーズされて心が揺れる女性を演じた
このRachel Taylorのグレース・ケリーのような美貌は目の保養でした。
真っ赤なリップと上品なウェーブのブロンドヘアが、まぁなんて似合うこと!

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そして脇役ながらとてもよい存在感だったのが、大学受験を前にした主人公の女の子のママ。
本の虫で詩人になりたいという夢を持つ娘の成長を深い愛情で見守り、
昔気質で頑固な夫になんとか大学進学を許させようと、細やかに気を使う良妻賢母。
ずっと娘の服を手作りしてきたのに、デパートでたくさんの大人に出会うことで
娘がおしゃれに目覚め、母の手作り服を子どもっぽいと言い出すときはなんともせつなそうで
「この繊細な演技の女優さんはいったい誰?素敵すぎるわ!」と思って調べたら
Susie Porterという私より1歳年上なだけの女優さんでした。
ちょっと骨ばった顔立ちも個人的にタイプで、この女優さんの作品、他にも観てみたいです。

2月上旬のLA出張で乗った飛行機でも、この作品はラインナップされていましたが
字幕がついていないってことは日本で公開予定はないってことでしょうか......
たしかに全国大ヒットというタイプではない、間違いなく単館上映系の作品ですが
飛行機などで観れるチャンスがあったらぜひおすすめです。
移民の人たちの独特のクセのある英語も、かえってわかりやすいですよ。

→ Ladies in Black official trailer

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Author : Nao Ogawa