今日で2019年もおしまい! 皆さんはどんな年でしたか?
僕の2019年は、何といってもDIYとリノベーションでした。こちらは寝室の壁の一部に漆喰を塗っている場面。左官職人さんから直接手ほどきしてもらい、漆喰を壁に馴染ませるのはなかなかタイヘンでした。僕はイラストを描く時に筆を使うため、手首が柔らかいですねとほめられました。
DIY作業は奥さんを中心に娘も積極的に手伝ってくれました。壁を白く塗る作業は、まず養生。次に全体にやすりをかけ、その後ヤニ止め剤(シーラー)を塗り、ペンキは3度塗り。地道な作業の積み重ねがあって、初めてきれいに仕上がるとわかりました。
僕は奥さんが作業をしている写真を撮影。細いハケを駆使して、隙間や境目のギリギリ部分や塗り残した箇所などを担当。
ちょうどイラストの締め切りが重なってしまったこともあり、仕事にも集中しつつ、奥さんやスタッフの皆さんとコミュニケーションを図りつつ、邪魔をしないよう影ながら励ましたりもします。
何よりも普段とまったく異なる大工仕事に果敢に取り組んだ奥さんはすごかった!
施工期間中はペンキや木くずにまみれ、力仕事と取材を同時にこなした奥さん。ヘトヘトになりながらもよく頑張ってくれました。春に発売される本が、本当に楽しみ。終わりのない家づくりのヒントやアイデアがたっぷり詰まった、これまでにない本になるので、皆さんもご期待ください!
家が整えば、暮らしと仕事は充実していきます。僕は暮らしも仕事も同じ歯車の大きさで、確実に回り続けることが大切だと思っていて、どちらが大きくても小さくても、うまくかみ合わないし、本来の力が出ないと考えています。
連載中の「思い出の味」のインタビュー取材では、素敵な方々にお会いできました。
自分が会いたいと思う魅力的な方々ばかりです。
1月 マーティ・フリードマンさん
2月 イルカさん
3月 ヒロシさん
4月 羽田圭介さん
5月 伊原六花さん
6月 村雨辰剛さん
7月 野間口徹さん
8月 ジョン・カビラさん
9月 大畑大介さん
10月 LiLiCoさん
11月 松下奈緒さん
12月 相島一之さん
(みなさん本当に素敵な方でした!)
そして神楽坂のフレンチをはじめ、おいしいものをたくさんいただきました。と同時に、おいしいと思うものの価値観や、お酒との付き合い方も少しずつ変わっていきました。そのきっかけは年齢や働き方、暮らし方が大きく左右しているかもしれません。
とりわけ『pen』の取材で訪れた「krukku fields」でのさまざまな体験の気持ちよさが、僕を目覚めさせてくれました。
人間だけでなくすべての生きものや植物が、正しく暮らしていける。今だけがよいのではなく、近い将来や未来が少しでもがよくなるための手段を考えるきっかけになりました。やはり時代が大きく変われば、人間も変わらなければいけないし、一人一人がもっと自信と自立心を持てば、思い思いに胸を張れる。そうすると小さな怒りは、大きなやさしさに変わるんじゃないかなとも思っています。(krukku fieldsで出会った水牛の赤ちゃんです)
2020年は0のつく節目の年。9という世紀末的で不安定な焦りは一旦収まるでしょう。2020年は僕らも仕事環境を活性化させるために、思い切って新しい機材やシステムを導入することにしました。来年もどうぞ、ご期待ください!
2019年に仕事をしながら励まされ、いちばんたくさん聴いていた曲です。
今年もたいへんお世話になりました。それでは、皆さんもどうぞ良い年をお過ごしください。
そして2020年は自分の力をできるだけ頼りにして、素晴らしい1年にしてみましょう!