現在公開中の『男はつらいよ お帰り 寅さん』を観てきました。果たしてどんな内容なのかドキドキしながら観始めると、寅さん映画の魅力が凝縮されたスペシャル版といった内容で、終始泣き笑いの連続なのです。
名俳優たちがそれぞれ年を重ね、味わい深く演じる現在と、若さ弾ける過去の映像とが交差するたびに、気持ちがときめき心地よくタイムスリップできます。若かったあの頃をただ懐かしむだけでなく、現代の社会や未来をきちんと描いてくれた脚本が素晴らしい。(僕の大好きな「メロン騒動」が、大きなスクリーンで観れたのは最高でした!)
劇場プログラム裏表紙の4人の写真がと~ってもいいのです。(映画を観終わった後に見れば、その良さはさらに倍増します)吉岡秀隆さんは僕と同い年ということもあり、今回の後藤久美子さんとの素晴らしい演技に拍手。(さくらや博はもちろん、浅岡ルリ子さんや美保純さん、橋爪功さんやカンニング竹山さんもよかった!)
どんな家族にも起こり得るできごとや、出会いと別れを丁寧に描いた本作を観て、誰もがみんなちゃんと頑張っているし、自分もそれなりに頑張っているんだなとポンと背中を押されました。このところ寒くて部屋にこもりがちな母と観に行ったこともあり、これからも頑張ろうね...と2人で朗らかな気持ちに包まれました(続編熱望!)。人生ってホント面白いです。ぜひぜひ親子で(照れずに)、観に行くことを強くおススメします!