4ヶ月ほど前に「今いちばんお気に入りの番組」として思い入れたっぷりの記事を書いた
『ヨーロッパ路地裏紀行』が、先週末で終了してしまいました。
最後までとても味わい深い内容で、私にとっては最近唯一と言っていいくらい
放送を待ちわびている番組だっただけに、残念でなりません。

番組を見るたびに、リサーチや取材の綿密さ、脚本や構成の巧さに感動したし
とくに素晴らしかったのは、毎回、主人公としてスポットを当てる人の
「今日は半年ぶりにオペラに行く日」とか
「数ヶ月ぶりに隣国の母親が息子を訪ねてきた」とか
「離れて暮らす家族が全員顔を揃えるのはちょっとめずらしい」とか
どうしてこの瞬間を撮れたの？という貴重なタイミングに
しっかり居合わせて、カメラを回していること。
視聴者としては最高にワクワクしますが、作り手の方はおそらく
その場に密着するために大変な苦労をされていたのかもしれません。
とにかく、この番組が近い将来DVDとなって発売されることを心から願っています！

＊イラストは作品『today's special menu』より。
番組のイメージから、この一枚を選んでみました。