年末に古書店を6軒ほど取材し、学芸大学にある流浪堂に立ち寄ると、
「いいの、入ってるよ」と、店主の二見さんがうれしそうに見せてくれた一冊。
1900年前後、西部開拓時代にアメリカ北西部や中西部に建てられた小学校の写真集です。
ちょうど『大草原の小さな家』と同じ時代。ローラのような子たちがここで遊んでいたのでしょう。
雪山がそびえる平原に佇む、大きなすべり台と小さな小屋。思わず息をのむ、素晴らしい写真です。
ゆっくりとページをめくり、遥か彼方に想いをはせながら、仕事モードまで自分を高めてゆきます。