「ママー、またわたしのドレスをつくってぇ」という娘のリクエストにこたえて新作を縫いました。
ハワイ旅行前に縫った2枚以来なので、約7ヶ月ぶりです。
生地は、2年ほど前に買ったまま手つかずにしてあったリバティ。
シックな色味とシンプルなシルエットの服は、娘には受けがよくないかなと少々不安でしたが...

「わたし、このドレスがいちばんすき！」と喜んでくれました。
久しぶりのミシン仕事に目をショボショボさせながら励んだ甲斐がありました！

娘のハートをとらえたのは、このリバティプリントが「鳥の羽根」だということのようです。
そして私が可愛いなと思うのは、娘がワンピースのことを必ず「ドレス」と呼ぶこと。
たしかに「ワンピース」よりも響きとして格段に夢がありますよね。

娘のなかにはもう、彼女だけの空想の部屋がきっとあるのです。
そこでは、ワンピースはドレスであり、庭は森や草原であり、
自分はプリンセスや妖精なのです。私も妄想力たくましい少女だったので（笑）、
そんなイメージをふわふわと抱く感性は大切にしてあげたいと思います。

娘がスカート禁止の保育園から帰宅するやいなや「ドレス」に着替えるのも
「あぁまた洗濯物が増える...」と心の中ではため息をつきつつも、黙認しています。
だって着替えたとたんこんなに嬉しそうなのです。
なにも言えやしません。